暦の上では処暑を過ぎましたが、秋の気配を本格的に感じるのは、まだ少し先のようです。当協会の9月の史跡めぐりは、いつにも増して、趣を異にするプログラムで、皆さまをご案内いたします。
Aコースでは、小雀にある臨済宗・燈明寺の阿弥陀三尊像(鎌倉仏)に手を合わせたあと、真言宗・定泉寺の境内に広がる常温16℃、神秘の世界「田谷の洞窟」を訪ねます。もと鶴岡二十五坊の修験の場として鎌倉時代からのルーツをもつこの密教伽藍について、住持からお話しを伺います。
鎌倉時代は、権力争いの末、敗者が怨霊となって為政者たちを苦しめた時代ともいえます。Bコースでは、「怨霊」とは何か?為政者たちは怨霊たちにどう対処したのか?等、協会屈指の講演巧者が詳しくご説明いたします。講演後、怨霊の祟りを恐れて建立された鎮魂の寺社をめぐります。
『雪女』『耳なし芳一』など、日本人に馴染みの深い怪談を著した小泉八雲。八雲の妻・セツさんを取り上げた朝ドラが10月から始まります。注目が高まる中、いち早く、当協会では、八雲について特別企画Cコースを実施します。八雲研究の第一人者をお招きし、建長寺大庫裡内にて、明治時代鎌倉を訪れた八雲の眼に映った鎌倉についてご講演いただきます(すでに申込定員に達したため締め切らせていただきました)。
どのコースも見逃すことのできない、知的好奇心を刺激するプログラムです。是非、ご参加ください。9月といえど、残暑が予想されます。飲料水のご持参はもちろんのこと、熱中症対策のご準備をしてご参加くださいませ。また、昇堂時など密になり易い場面では、マスク着用をお願いすることがございますので、ご参加時はマスクをご持参ください。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。
9月、10月の現在募集中と併せ、11月も9月1日より新規募集を開始いたします。史跡めぐりの詳細・お申込はこちらをクリックしてください。
尚、9月も継続して「熱中症特別警戒アラート」発令時は、史跡めぐりを中止とし、「熱中症警戒アラート」発令時は、コースを変更させていただきます。何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。
注記:史跡めぐりご案内時にご利用いただいておりますガイディングレシーバー用のイヤホン・ストラップですが、先般お知らせした通り、2025年9月1日より200円に改定させていただきました。是非、お持ちのかたは、ご持参いただきご参加されることをお薦めいたします。尚、対応イヤホン・ストラップは、以下の通りです:イヤホン:プラグ直径3.5mm、2極、モノラルイヤホン ストラップ: 先端に直径1mm以下のリング状の固定紐が付いた首掛けストラップです。
*お願い:お申し込み後、キャンセルされる場合は、お手数ですが必ず弊協会までご連絡いただきますようお願い申し上げます。
<連絡先> 電話 0467-24-6548、FAX 0467-24-6523、メール kgk@blue.ocn.ne.jp