1.鎌倉における地デジ問題とは
- 鎌倉は東西と北の3方を山にかこまれた要塞都市である。標高は150m程度であるが、谷戸と呼ばれる谷間に住宅地があるので、
北側の山が邪魔して東京タワーからのUHF電波の受信は困難である。
- 鎌倉は環境問題に敏感であり、旧市内から見える山の頂上にアンテナを含む建造物は作れない。
- 逗子中継局(披露山:2010年10月)と鎌倉中継局(市庁舎:2010年12月)
を併用した場合のサービスエリア図。この場合、依然として受信困難なエリアが残る。
総務省発表資料。
- 岩瀬・山之内地区の衛星放送による対策(衛星セーフティーネット:総務省ホワイトリスト pdf 32KB)
- 依然として受信困難なエリアに対する対策(非公開)
2.どうやって受信すればよいか(1)戸建の場合
2011年1月におけるベストプラクティスは次のとおり。
- VHFアンテナでアナログ放送受信中(1)放送波受信可能の場合(サービスエリア内)
地域によって受信方法が異なる。
- 東京タワー(水平偏波)・・・Lバンドハイゲインアンテナ+ブースターの利用など
- 平塚中継局(垂直偏波)
- 逗子中継局(披露山:水平偏波)←鎌倉方向は水平偏波です。
- 鎌倉中継局(市庁舎:水平偏波)
- 大船中継局(観音山:垂直偏波)・・・2011/7/24まではNHKとTVKのみ
- 笛田中継局・・・NHKのみ
- VHFアンテナでアナログ放送受信中(2)放送波受信不可能の場合
- 岩瀬・山之内地区では衛星放送による受信(セーフティネット)
- その他の特定地域はケーブルテレビの特約の案内が個別に届く
- ケーブルテレビ(JCN鎌倉)アナログ契約中→(パススルー方式なので)地デジ受信機にて地デジ受信可能。後日デジタル契約に変更。
又はこの際デジタル契約に変更しSTB経由アナログ受信機の接続、あるいはデジタル受信機接続。値上がりあり。2011/7/24以降はデジアナ変換サービスを行うので1-12チャネル相当はレターボックスで2015/3/31までアナログ受信可能。
- JCN鎌倉インターネットのみ契約中→(パススルー方式なので)地デジ受信機にて地デジ受信可能。自己責任。
- 光インターネット(NTT)でインターネットを利用中→UHF受信困難の場合はフレッツテレビ特約(基本料金+683円)も選択肢。
- 光インターネット(KDDI)でインターネットを利用中・・・テレビ受像機用サービスはないのでその他の方法を検討する。
3.どうやって受信すればよいか(2)集合住宅の場合
集合住宅の場合は賃貸と買取で条件が異なる。前者の場合はオーナーの一存で決められるが、後者の場合は管理組合の決定が必要。
- VHFアンテナ受信中→UHFアンテナで地デジ受信を希望する場合は戸建と同様の課題あり。
- VHFアンテナ受信中→CATV新規契約・・・個別に対応している模様
- CATVアナログ利用中→地デジ対策・・・個別に対応している模様
4.どうやって受信すればよいか(3)共聴施設利用の場合市内には小規模の共聴施設が数箇所あります。これらについては、それぞれの管理組合が対策することになっています。共聴施設を利用中の場合は加入組合に相談。ビル影対策の共聴施設利用中の場合は設置者と相談。ただし、対策の義務はないので交渉は難航が予想される。 5.録画の問題録
画機についても基本的にはテレビ受信機の場合と同様である。ただし、デジタル記録をする場合は著作権の問題があり、各種制限がある。タイムシフトのみであ
ればデジタル受信機に(外付け)ハードディスクを接続する方法が便利だがデータの移動はできない。また、WowWowについてはB−Casカードを差し替
えるか、録画機のB−Casカードを登録し、受像機は単なるモニタとして使用する。
6.総務省資料(最新のみ)
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