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鎌倉の散歩道−50
鎌倉の赤丸ポストを訪ね、風景印を押すミニ旅(6)

大船駅から岡本、台方面



 今日は、東海道線の西側(観音様側=玉縄地区)を歩きます。
こちらは、開発が遅れたせいか、赤丸ポストは1箇所しかありませんが、ここと、今まで離れていたために訪れていない鎌倉市台にあるポストに行くことにします。コース内には郵便局は3局ありますが、風景印は備えていませんでした。

大船ルミネウイング内郵便局

(大船ルミネウイング内郵便局の〒マーク)
大船ルミネウイング内郵便局  大船駅ビルのルミネ・ウイング内にある郵便局にまず行きました。
下見のとき、岡本郵便局でもらった「風景印のある郵便局」のリストにはありませんでしたが、念のため尋ねたら、やはり無いと。

この局は立地がよいだけに、特定郵便局としては局員も多くいました。

(大船ルミネウイング内郵便局)
大船ルミネウイング内郵便局


大船駅西口へ

 駅コンコースを抜けて西口に出ると、L字型の歩道橋が1年ほど前に出来ていて、バスターミナルまで道路を横断せずに行けるようになっていました。紺碧の空に白い大船観音の顔面が見えました。江ノ島に行くモノレールも見えます。

(大船西口コンコース)
(西口コンコースから見た大船観音)
大船西口コンコース
西口コンコースから見た大船観音

 海鵜が2羽、柏尾川の中の石の上で毛づくろいをしています。片瀬の海岸あたりからやってきたのでしょうか。と、白サギが1羽、飛んできました。

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玉縄首塚

 柏尾川沿いに下流方向に行くと、右から来る旧道に面して、「玉縄首塚由來」が建っています。500年ほど前、南総の里見氏が攻めてきて、玉縄城主北条氏時勢と戦った時の両軍の戦死者を葬った所とあります。赤いよだれ掛けをつけた六地蔵もありました。この少し先に岡本郵便局があります。

(六地蔵)
(玉縄首塚由來)
六地蔵
玉縄首塚由來


鎌倉岡本郵便局と赤丸ポスト

 柏尾川沿いの道から右手に行く道があります。大船フラワーセンターに行く近道です。じきに又、三叉路になってますが、これを右に進むと、前方に赤丸ポストが見えました。プラスチックゴミや不燃物ゴミが置かれていて、いい景色ではないです。

(鎌倉岡本郵便局)
岡本郵便局


(鎌倉市岡本にある唯一の赤丸ポスト)
(ゴミステーションと共存)
鎌倉市岡本にある唯一の赤丸ポスト
ゴミステーションと共存


 戻って、柏尾川に架かる戸部橋を渡ると大きな踏切です。ここには、東海道線や貨物線、成田行きの特急N’EXなどの車庫行きの引込み線もあります。線路の高さが異なっているので、かまぼこ形になり、車が前後に揺らされます。

鎌倉市台の赤丸ポスト

 じきに前方左に赤丸ポストが見えました。その手前に紅殻の縦だけの桟の2階屋の家がありました。庇も1mほど出ています。中山道を歩いたときに見たものと同じ感じの家です。この道路のこの辺りは初めて通りました。

(鎌倉市台の赤丸ポスト)
(紅殻の縦だけの桟の二階家)
鎌倉市台の赤丸ポスト
紅殻の縦だけの桟の二階家


 その先、横須賀線の高架道路(架け替え工事進行中)をくぐって、大船体育館の手前の道に入り、先ほどくぐった道路に出ます。見上げると、湘南モノレールの懸垂型線路が見えました。

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湘南モノレール・富士見町駅付近

(湘南モノレール)
湘南モノレール

 浜松町駅から羽田空港に行く跨座式モノレールと比べると、風には弱いが雪には強いとか。
すぐ富士見町駅です。富士山が見えます。次の湘南町屋駅からも。この駅から数分の所にある鎌倉市寺分の拙宅のベランダからも。

 左手に入る道を行くと、すぐ鎌倉台郵便局です。

(鎌倉台郵便局)
鎌倉台郵便局

戻って、歩道が分離されていない跨線橋を車に気をつけながら進むと、右手の鉄筋を敷き詰めたところにコンクリートを流し込む作業をしていました。この橋の耐震性補強工事は数年前、行われていますが、それでは足りないと判断されたようです。新しい橋の深沢側は、大きな2本のコンクリート杭が建っているだけです。完成は何年先でしょうか。

(工事中の大船小袋谷跨線橋)
(田園踏切)
工事中の大船小袋谷跨線橋
田園踏切


 大船駅手前の十字路を左折して、「田園踏切」を見に行くことにしました。戦前、大船に田園都市計画が持ち上がりましたが、計画主の銀行が破産して、計画は頓挫しましたが、今でも何軒かの家が残されています。その地域からかなり離れていますが、そのときに命名されたものだそうです。
ちょうど閉まっていた踏切が開いて往来が激しくなったので、大船駅に戻りました。

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制作:亜郁/ひろさん

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