扇谷山 海蔵寺
扇ヶ谷の北にある海蔵寺は、境内の右側に鐘楼と庫裏、正面に本堂、左側に薬師堂(仏殿)が配置されていて、本堂の裏には庭園がある。
縁起に 心字池を中心に何の変哲もない石が、それぞれの“心”という生命を与えられて雪見灯篭などと共にたたずみ、樹間にはひっそりと石の五重の塔も配置されている。 と書かれているように静かな佇まいの庭園である。
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底抜けの井 金沢顕時の室、尼となり無著禅尼と号し仏光禅師に参禅。 無著禅尼の悟り歌「千代能がいただく桶の底脱けて 水たまらねば月もやどらじ」より名づく。鎌倉十井の一つ ・・・・・海蔵寺略縁起から |
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十六井戸 縁起によると その数十六とは、十六(金剛)菩薩 (薩・王・愛・喜・寶・光・憧・笑・法・利・因・語・業・護・牙・拳の各菩薩) を表現しているとのこと。
洞窟の正面には石造の観音菩薩像がまつられ、その下に弘法大師像が安置されている。
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