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龍隠庵再訪


龍隠庵を再訪した。
志戸呂焼の廣前心齋さんの龍隠陶展が開催され、
また、連日茶道各流の呈茶の奉仕が行われた。

(2002年11月16日〜11月24日)

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本堂前の太田住職
−−ごあいさつ−−

小衲が心齋氏とご縁を頂いてから、20年の歳月が流れた。振り返って見ると、氏の風貌や人柄は全く変わっていないように想う。
しかし、氏の分身とでも云うべきその作品を観ると、まるで赤児から熟年へと力強く成長し、一家を成したような感がある。これは偏に氏が志戸呂を想い、日夜研鑽と工夫に励み、精進した賜物であろうと思う。
今般心齋氏が「龍隠庵復興の一助に」という念を以って当庵にそびえる岩盤を掻いて工夫し、又新たなる命が生まれた。

円覚寺境内の楓も紅く染まる好時節、1人でも多くの方にお運び戴き、志戸呂心齋及び心齋龍隠釉の作品をご高覧頂き、卑庵復興にご尽力賜れば法幸に存じます。

平成十四年十一月。

龍隠庵 周文 合掌 



円覚寺の塔頭・龍隠庵(りゅういんあん)は
鎌倉シニア通信の2002年5月号で
訪問記を記載させて頂いた。

「龍隠庵訪問記」へ。

今回は、廣前心齋さんの作陶展が開催され
各流の呈茶の奉仕も行われ、龍隠庵の
ファンがますます増えたとの印象を強く受けた。

(11月21日のお茶会)
お茶会
太田住職や、廣前心齋さんとご縁のある
茶道各流の呈茶の奉仕が行われ、客殿のほうも
和やかな雰囲気につつまれた。
記者もご指導を受けながら一服頂いたが、
緊張がとれなかった。

心齋さん作の茶器でお点前・・・。

茶会の風景(1) 茶会の風景(2)
(茶会の風景(1)) (茶会の風景(2))


茶会の風景(3) 茶会の風景(4)
(お茶会の風景(3)) (お茶会の風景(4))


最終日の日曜日、別の流の呈茶の奉仕が行われていた。
誘われるままに、心齋さんのお茶碗で
おいしいお茶をいただいた。

二度目なので前回より気楽に参加出来た。

特にガラスを通してみる景色が印象的だった。
いろいろな方が参加した楽しいお茶会だった。

(11月24日のお茶会)
お茶会の風景


茶会の風景(5) 茶会の風景(6)
(お茶会の風景(5)) (お茶会の風景(6))


茶会の風景(7) 心齋作・花瓶
(お茶会の風景(7)) (心齋さんの花瓶)


折しも、円覚寺は紅葉の真っ盛り。


龍隠庵脇のやぐら 龍隠庵からの秋景色
(龍隠庵脇のやぐら) (龍隠庵からの秋景色)

龍隠庵再建の確実な歩みがはじまった。


志戸呂焼廣前心斎・龍隠陶展

作者:ひろさん

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