鎌倉の散歩道(編集スタッフ : まもる 記)

“源氏山公園(源氏山界隈)ハイキングコース”



鎌倉駅・北鎌倉駅から程近い源氏山公園は、1〜2時間の散歩に格好の場所です。気の向くままどちらの駅から「どの道を登って何処に降りても」迷う心配のない場所です。(代表的な散歩コースとして3つを選びました。今回から3回に分けてご紹介します。)

1、お寺を拝観しながらの「のんびりコース・その1」(赤い点線で示してあります)

2、お寺を拝観しながらの「のんびりコース・その2」(青い点線で示してあります)

3、源氏山から「大仏ハイキングコース」を歩く(緑の点線で示してあります)



源氏山付近の参考地図(鎌倉子供風土記から複写・加工)




第1回、源氏山散歩(お寺を拝観しながらの「のんびりコース」 その1)

第1回コースの参考地図

◎源氏山散歩・第1回は
北鎌倉駅−円覚寺−亀谷坂入り口−薬王院・岩船地蔵寺−海蔵寺−化粧坂−源氏山公園(日野俊基の墓・葛原岡神社・頼朝像)−寿福寺−英勝寺−浄光明寺−鎌倉駅。
北鎌倉駅から鎌倉駅まで2〜3時間ほどの散歩です。

 ⇒ 北鎌倉駅の円覚寺口から出て、先ずは円覚寺に立ち寄ってから源氏山に向かうことにしよう。

円覚寺
「瑞鹿山大円覚興聖禅寺」 は広く知られているので詳細は案内書にゆずるとして、境内は広く四季折々に花が咲いていて何時立ち寄っても楽しい。
ぜひ一番奥の黄梅院まで足をのばしたい。境内は狭いが四季の山野草が自然の状況で見られる。
山門左手の「松嶺院」はボタンや山野草で有名(O真理教事件で亡くなられた「坂本弁護士の墓」もある)。

 ⇒ 山門を出て左へ線路沿いに歩き 100メートルほど、紫陽花寺として有名な明月院に続く道があるので、立ち寄ってから戻るのが良い。線路沿いの道に戻って、踏切から鎌倉街道を建長寺に向かう。

亀谷坂の切通し

街道からの入り口


亀谷坂切通し(かめがやつざかきりとおし)
車の往来の激しい道をしばらく歩き、建長寺の少し手前「長寿寺」の横から右手に亀谷の切通しに入る。
(時間があったら建長寺にも立ち寄って行こう)

薬王寺と地蔵堂

 ⇒ 少しきつい坂を上り、切通しを越えて扇谷側に下ると角に地蔵堂のある通りにでる。地蔵堂の所から右折して横須賀線の下をくぐって、しばらく行くと化粧坂・源氏山公園の道標が目にはいる。この道は後で行くとして直進し海蔵寺に向かう。

海蔵寺と十六井戸


 ⇒ 見学が終わったら来た道を戻り、先ほど後回しにして通り過ぎた化粧坂への道に入る。

化粧坂と源氏山
化粧坂(けわいざか)は、鎌倉切通し七口の一つで、新田義貞の鎌倉攻めで激戦のあった場所として有名。
この少し急な坂を上ると源氏山公園広場のすぐ下で、上の公園広場には源頼朝像が聳えていて、休日には お弁当を広げている家族連れも多く見かける。
この辺りは桜の名所でもあり、春には花見客で賑わう所だ。

 ⇒ 頼朝像のある広場から東に進み、案内板に従って山を下ると寿福寺の裏 「お墓が見渡せる場所」 に出る。左手のお墓に降りる階段を墓地に下りる(ここで真っ直ぐに山道を下らないように注意しよう)。

寿福寺・英勝寺のあたり
鎌倉五山・第3位の寿福寺は、裏山が墓地になっていて、お墓の奥に進むと山肌に幾つかのやぐらがあり、源実朝と母・北条政子のやぐらもある。
参詣したら本堂前に出て、少し先の英勝寺に立ち寄り鎌倉駅に帰る。
まだ元気と時間に余裕があるなら「浄光明寺〜岩屋不動〜八幡宮近辺」と回って鎌倉駅に帰るのも良いだろう。

寿福寺・英勝寺・浄光明寺




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