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鎌倉・あの店・この逸品(57)

ギャラリー&カフェ ジャックと豆の木



(住所:神奈川県鎌倉市由比ヶ浜 2-4-39/電話:0467-24-6202)
(取材:2010年5月30日/6月8日/6月19日)


プレートランチ・ジャックプレート(お肉)

(プレートランチ・ジャックプレート(お肉) \1000−豆サラダ、ドリンク、ミニケーキ 付き)

ジャックと豆の木は2007年のオープンです。 由比ヶ浜大通りに面しています。
2010年4月に特定非営利活動法人地域生活サポートまいんど・就労継続支援A型 「ジャックと豆の木」に変わりました。
現在6人の障がい者をスタッフとして受け入れています。


ジャックと豆の木ホームページ


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● ギャラリー&カフェという形態

ジャックと豆の木はギャラリー&カフェという形のお店です。

これは、新しい形態のお店の提案で、同店のホームページでは
  • 貸しギャラリーとして
      平面、立体、映像、染織、陶芸、工芸などの作品展示

  • レンタルスペースとして
      各種教室、音楽会、イベント、パーティーなどの開催
など、いろいろの催し物に対応できるスペースを、料理付きでも料理抜きでも、お客様の計画に従って使って頂くという提案です。

延べ床面積や使用可能な壁面は同店のホームページに詳しく記載されています。

特に特徴的なのは、ビルを設計した難波和彦氏(東京大学大学院教授)の設計による展示のスペースと壁面のシンプルさ。
街のギャラリーとしては広めのスペースは、彫刻や絵画、現代アートのインスタレーションにも調和する空間を提供しています。

鎌倉駅西口(鎌倉市役所側)を出て、しゃれた御成通を歩くこと4〜5分の場所にあるジャックと豆の木は絶好の場所に立地しているといえます。

世の中には、カフェが先にあって、余ったスペースをギャラリーとして貸すという形態が多いように思いますが、ジャックと豆の木はカフェのスペースに比べてギャラリーのスペースが圧倒的に多いという印象を持ちます。

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● 主なメニュー

プレートランチ・ジャックプレート(お肉)   プレートランチ・ジャックプレート(お肉)


価格:¥1000

豆サラダ・ドリンク・ミニケーキ(アップルヨーグルト) 付
 
プレートランチ・えびピラフ   プレートランチ・えびピラフ


価格:¥1000

豆サラダ・ドリンク・ミニケーキ(アップルヨーグルト) 付
 
フォカッチャサンド   フォカッチャサンド


価格:¥700

豆サラダ・ドリンク・フルーツ 付
 
ジャックピザ   ジャックピザ


価格:¥1000

ドリンク・フルーツ 付
 
ケーキ   ケーキ1

チーズケーキ

価格:¥350

 
ケーキ   ケーキ2

アップルヨーグルトケーキ

価格:¥350

 
(価格や内容は取材当日のものです)

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● お店の様子

ジャックと豆の木は由比ヶ浜通りに面しており、御成商店街が由比ヶ浜通りでつきるあたりです。

ジャックと豆の木は三階建てのビルの一階にあります。

ビルの向かって右側(入り口と赤いポストの間)には鎌倉市の公衆トイレがあり、身体障がい者用のトイレも設置されています。
店内はもちろんバリアフリーの設計です。

店内はいつも何かの催し物が開催され、それらの展示物に囲まれてのカフェはとても楽しいものです。


ジャックと豆の木の店先

(ジャックと豆の木の店先)


ジャックと豆の木の建物   カフェは奥の方
(ジャックと豆の木の建物)
(カフェは奥の方)

店先のメニューの掲示

(店先のメニューの掲示)

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● 展示やイベントの例

取材した2010年5月末は、奈良にある「La Esperansa(ラ・エスペランサ)」というオリジナルブランドバッグの展示即売を行っていました。

バッグの展示即売1   バッグの展示即売2
(バッグの展示即売1)
(バッグの展示即売2)

また、過去には、鎌倉団塊プロジェクトという催し物で、チェロコンサートが開かれたり、団塊の世代を囲んだ地域デビューの催しが行われたりしました。

この団塊プロジェクトでは、ジャックと豆の木の「ギャラリー&カフェ」という新しい形のお店の提案をうまく利用した例でしょう。

藤村俊介チェロコンサート   チェロコンサート後のパーティの準備
(藤村俊介チェロコンサート)
(チェロコンサート後のパーティの準備)

チェロコンサート受付の様子   パーティの様子
(チェロコンサート受付の様子)
(パーティの様子)

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● モダンアート・インスタレーションの例

また、モダーンアートの展示例を以下に掲げます。
通常のカフェには展示できないような巨大な作品も、ジャックと豆の木では展示が可能ですから、今後この方面でのニーズにお応えできると期待しているとのことです。

モダンアートインスタレーションの例

(モダンアートインスタレーションの例)

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● ジャックと豆の木の代表の中村様に話を伺いました

中村代表(右)とスタッフ
ジャックと豆の木は2007年に設立してから3年が経過しました。
4年目を迎えた2010年4月に就労継続支援A型 特定非営利活動法人の認定を得て、現在6人の障がい者を受け入れているそうです。

ギャラリーとカフェの両方の運営をバランス良く行うために苦心しているとのことです。

ギャラリーについては、出展する方は何年も前から企画する訳ですから、初めの1〜2年は認知してもらう期間ですがようやくジャックと豆の木の特徴を生かした企画が増えてきたそうです。

カフェについては、食事も飲み物も全て手作りで、コーヒーは淹れるたびに豆を碾くところから始めるとのことです。
ギャラリーの主催者が見に来てくれたお客様に対してコーヒーを注文してくれるなど、ギャラリー&カフェの良さを発揮できるときがうれしいとのことです。

由比ヶ浜商店街のイベントにジャックと豆の木が使われたり、地域サポートセンター「とらいむ」の昼食を週一回担当させてもらっているなど、地域に根づく活動も増えてきたとのことでした。

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● 営業時間/定休日/地図

  • 営業時間 11:00 〜 17:00

  • 定休日 毎週:月曜日 

  • 電 話 0467-24-6202
地図

「ジャックと豆の木」周辺地図



制作:ひろさん  協力:亜郁 太郎

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