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鎌倉の古建築(寺院編)
棟 門
棟門は、むなもん、むねもん、むなかど、むねかど、と呼ばれています。
唐居敷(からいじき、からいしき)と呼ばれる厚い板の上に2本の本柱が立ちます。
その上に冠木(かぶき)と呼ばれる厚い板をのせて本柱をつなぎます。
柱の頂部の肘木と冠木にのる腕木とを重ねて前後に出し、
蟇股を置いて棟木を支え、切妻や平入りの屋根をかけるものです。
和風の屋敷、寺院のに見られるとのことです。

棟 門 の 構 造  モデル:浄智寺 葵門 
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棟門の事例
浄智寺(北鎌倉)の棟門は、拝観の受付を入ってすぐの右手、書院や庫裏に向かうところにあります。おとずれる人にはあまり注目されないようですが、葵門と呼ばれ、扉に葵の紋がついており、上品さが感じられる門です。江戸時代後期(18世紀後期)とされています。
「梅花樹下」と書かれた扁額があります。


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