鎌倉団塊プロジェクトの発足と行事
鎌倉市に、官民協働の鎌倉団塊プロジェクトという実行委員会が発足しました。
鎌倉シチズンネットも参加しています。
このプロジェクトは、今後定年を迎える「団塊の世代」の方々に、市民活動のおもしろさを知ってもらい、定年後の生活に潤いをもってもらったらどうか?というお節介な側面と、市民活動側から見て、団塊の世代の方々の若さと活力とノウハウを市民活動に注入してもらうという側面を同時に満たす一挙両得のプロジェクトです。
その概要を同プロジェクト・実行委員会に伺いました。
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○ 2006年度の行事予定
団塊プロジェクトの2006年度の行事予定
とりあえず5月には・・・
- どんな市民活動が行われているかを知ってもらうイベントの開催
- どんな市民活動団体があるかの市民活動ガイドブックの発行
- 市民活動相談の窓口設置
2006年秋には
- どんな市民活動が行われているかを知ってもらうイベントの開催(第2弾)
- 相談窓口の充実
等を考えているとのことです。
行事内容については、同プロジェクトのメンバーである「鎌倉市市民活動センター運営会議(鎌倉NPOセンター)」のホームページに詳しく掲載されています。
市民活動体験コースや市民活動体験談では、鎌倉シニア通信で紹介した団体から多くの講師が選ばれています。
掲載の古い順で並べると
- 鎌倉市市民活動センター運営会議(鎌倉の仲間達2・2002年3月号)
- 鎌倉で炭を焼く会(鎌倉の仲間達3・2002年3月号)
- 鎌倉ホームヘルプ協会「ベルの会」(鎌倉の仲間達24・2004年7月号)
- 鎌倉中央公園を育てる市民の会(鎌倉の仲間達28・2004年12月号)
- 日本語COSMOS(鎌倉の仲間達31・2005年4月号)
当「鎌倉シニア通信」の仲間達(各団体)紹介記事は次の
「鎌倉の仲間達・目次」からどうぞ(アイウエオ順)
もちろん「鎌倉シチズンネット」も体験談の講師、体験コーナー共に選ばれています。
○ 2007年問題とは
「団塊の世代」とは堺屋太一さんが命名した言葉で、終戦直後(昭和22年(2007年)〜昭和24年(2009年))に生まれた方々をさします。
この世代の方々が2007年に一斉に60才を迎えることは、およそ下記のような問題を含んでいます。
この世代の人口は突出して多いので、同時に企業(公共団体)の定年期を迎えると
- 各企業や各公共団体にとっては経験やノウハウをいかに引き継ぐか?
- 各企業や各公共団体にとって退職金をどう調達するか?
- 金融機関にとって退職金をどう引き寄せるか?
- 行政にとって団塊の世代の再就職をどう支援するか?
- 本人にとっては、いかに第2の人生の船出を計るか?
その設計図は?
などいろいろとあるそうです。
鎌倉団塊プロジェクトはこの5番目の切り口から2006年の行事を考えているそうです。
下記は鎌倉市の60才近辺の人口です。
59才〜57才の人口が突出していることがわかります。
生年 | 年齢 | 男性 | 女性 | 合計 |
1945 | 61 | 1,019 | 1,242 | 2,261 |
1946 | 60 | 1,001 | 1,118 | 2,119 |
1947 | 59 | 1,525 | 1,747 | 3,272 |
1948 | 58 | 1,561 | 1,721 | 3,282 |
1949 | 57 | 1,424 | 1,612 | 3,036 |
1950 | 56 | 1,283 | 1,387 | 2,670 |
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(鎌倉市の60才前後の人口・2005年9月調)
○ 鎌倉団塊プロジェクトのスキームと進め方
このプロジェクトの実行委員会は、「鎌倉市」の他に「(NPO)鎌倉市市民活動センター運営会議」と「(NPO)鎌倉シチズンネット」、「北鎌倉湧水ネットワーク」が規約を結び、各団体から個人が参加しているそうです。
鎌倉市から6人、各団体から合わせて7人の合計13人が委員で、全ての企画から雑用までを平等に分担して推進しているのです。
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(会議の模様)
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(ガイドブックの校正)
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以上が鎌倉団塊プロジェクトの概要です。
世代を問わず、とりあえず5月13日の土曜日には「たまなわ交流センター」をのぞいてみてください。
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制作:ひろさん
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