![]() 今を去る千百五拾有余年の昔、天平神護年間、宗祖弘法大師さまご出世に先立つこと五拾有余年前、真言の秘法を伝えられた越の白山の大徳泰澄大師さまが、この地に十一面観音様を勘請し、人々の除災招福を盛んに祈念せられ、更に又行基菩薩御作と伝う薬師如来、日光・月光両菩薩をおまつりし、 その名も泰澄山瑠璃光寺、加持山霊山寺として開山せられました。 以来江ノ島や、津村などと深く係わりつつ、明治維新まで、津村龍口明神社別当として、この地の信仰の中心をなし、今日に至っています。 特に信者は、十一面観音さまの御利益を求めて御参拝なさいます。 現在の堂宇は昭和四十八年、宗祖弘法大師御生誕壱千百五拾年の記念事業として改築されたものです。
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