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鎌倉の散歩道−48
鎌倉の赤丸ポストを訪ね、風景印を押すミニ旅(4)

大仏から極楽寺へ


(大仏)
(高徳院)
大仏
高徳院

 この原稿を取材した日(2012年4月2日)は、長谷地区から極楽寺駅まで、赤丸ポスト4つと1つの風景印を求 めるミニ旅でした。歩行距離が余りないので、大仏前に10時半の集合でした。

(鎌倉病院)
(鎌倉病院裏口)
鎌倉病院
鎌倉病院裏口


今日1つ目の赤丸ポストは、鎌倉病院裏口にありました。観光客も多いこともあってか、 ペンキのはがれなどはないです。ポストは、対になってる左側の石柱の前に立っていま すが、石柱には、病院名など彫られてないです、右側のには彫られているのに。 ここから病院の敷地に入ったら、展望病棟入口があり、山の斜面を登るエスカレーター らしきドアがあり、BELLVIEW WORD(美しい景色 病棟)と書かれていました。乗ってみよ うとしたら、この時間は入浴時間中につき使用不可でした。正門側には石柱はありませ んでした。

(竹細工店)
(長谷郵便局)
竹細工店
長谷郵便局


この日は快晴で、この時間でも観光客が、店を物色しながらそぞろ歩きしてます。小さ な竹籠に野草の花を活けてある店がありました。手ごろな値段でした。

長谷郵便局には風景印があり、露座の大仏が描かれていました。局の前のポストは、残 念ながら角型でした。

 
(長谷郵便局の風景印)

長谷郵便局の風景印



江ノ電が長谷駅に到着したようで、観光客が大勢こちらに来ます。

(収玄寺)
(長谷駅)
収玄寺
長谷駅

収玄寺に入りました。 花ニラ、紅白のボケ、水仙、ミツマタ、名残の梅がありましたが、河津桜は散っていま した。筆者は前日、モノレールの目白山下駅の上にある目白山公園で花見をしましたが、 我々がいつも陣取る広場は、まだ開花していていませんでした。鎌倉山もまだでした。

2つ目のポストが踏切の向こう側に見えました。軽食店の前です。ちょうど、上り下りの 電車が長谷駅に到着しました。

(力餅屋)
(星の井)
力餅屋
星の井

線路沿いに御霊神社方面に進みました。 左折して、すぐのところにある坂ノ下の力餅屋の隣家の前に3つ目のポストがありました。
なぜか、丸い台座がないので低いです。餅屋さんの、鎌倉名物 老舗などの看板が右から 書かれていて、老舗をあらわしています。さらに、店前の石柱には、「五霊神社 鎌倉権 五郎景政」。横には寛政三年と。220年ほど前に建てられていました。
鎌倉十井の1つの「星の井」、林立する「南無虚空蔵菩薩」ののぼりが風にはためいてい る虚空蔵菩薩。少し先の成就院への坂道を上りました。下のゆるい坂は極楽寺切通しで すが、以前は、成就院の門前のあるところまで上っていたと聞いたことがあります。確 かに、門前から切通しの向こうを眺めたら、墓地がほぼ同じ高さにあり、民家も切通し からかなり高いこところにあったので、やはり、そうだったのかと思いました。

(成就院坂道)
(極楽寺)
成就院坂道
極楽寺


朱塗りの欄干の桜橋を渡り極楽寺へ。参拝客が十数人いましたが、ここでも桜は固いつ ぼみのままでした。筆者の子どもが幼いころ、夏の昼下がり、境内にシートを張って、4 本川になって、ウトウトしたところです。直径3メートルほどの「極楽の井」がありまし た。鎌倉石を8段積み上げて造られたと。千服茶臼や製薬鉢もあります。


桜橋の向こうのトンネル入口は、「極楽洞」とも呼ばれたそうで、レンガ造の馬蹄形の 抗門が見えます。要石は、同じ色になっていてどれか区別は付きません。欄干に子ども を含めて8人がカメラの放列でした。まもなく電車が入って行きました。この橋の上から、 今日最後のポストが見えました。

(極楽寺駅)
(極楽寺駅前)
極楽寺駅
極楽寺駅前


歩道の右側に小さな流れがあり、短い区間、地下を流れ、極楽洞と同じくレンガ造の抗 門があり、その少し下流に水門の残骸がありました。
赤丸ポストは駅入口にあります。江の電に乗って鎌倉へ戻り、二人で昼食を摂りました。



制作:亜郁/太郎  協力:ひろさん

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