鎌倉の散歩道 モバイル実験参加体験 (作:ゴーシュ、取材:乱れ橋、ドバ、Y、協力:ひろさん) 2002年5月26日取材 鎌倉シチズンネットでは、鎌倉市の後援を得て、 移動端末(PDA)による 観光案内実験を行いました。 以下はその参加記です。 なお、本実験サービスのお問い合わせは kcn_area@yahoo.co.jp KCN服部 までお願いいたします。 (KCN事務局前で機器の使用説明を聞く) ![]() 参加者はKCNシニア部会の乱れ橋さん、ドバさん、ゴーシュに深沢サロンの事務を担当しておられるYさんが二人のお子さんと共に加わった。 我々はモバイル実験モニター第1号の栄に浴したわけだが、我々の実験散策中、KCN事務所には本サービス企画のコンテンツ部会の服部さんが控えておられ、その上、各ポイントの解説の録音を行ったTさんご夫妻が終始同行してくださって、万全のサポート体制のもとに無事モバイル散策を終えることが出来た。
当日は9時に小町のKCN事務局に集合、服部さんの簡単な説明の後、モバイル機器を肩に、勇躍出発した。説明がなされる観光ポイントに来ると、短い音楽の後に自動的に、その場所の説明が始まる。 途中スイッチ操作の必要もなく、対象となっているポイントに近づくと自動的に説明が始まる。モバイル機器の高い精度に参加者一同感心した。 今回の実験は鶴岡八幡宮周辺ということで、用意されている説明個所は全部で57に及んだ。 我々は12時までに帰るという時間的な制約もあって、そのうち33ヶ所を回った。
説明はすべて簡にして要を得ており、得るところが大だった。ガイドブックと首っ引きで散策すると景色も十分に見られないうらみがあるが、このように説明が耳から入ってくると、周囲の景色を十分に堪能することができて快適だった。 9時過ぎに事務局を出発して、12時をやや回った頃帰着したが、その間に歩いた歩数は乱れ橋さんがつけておられた万歩計によると約1万2千歩だった。 このモバイルの説明はその場所へ行けば自動的に説明が始まる。 しかし効率よく指定されたポイントを巡るのは、地理不案内の観光客には案外難しいかもしれない。今回我々は鎌倉の歴史に通暁しておられる乱れ橋さんという先達のあとをついていけばよかった。 (筋替橋) ![]() モバイル説明の中に、コマーシャルを取り入れて、その収入を観光事業に生かすアイデアもあるだろうし、四季折々に説明を変えたり、歴史に関する説明に加えて植物などの説明を入れることも考えられよう。 英語版の作成も検討に値するなどという意見が、散策を終わって事務局で行った反省会の中で出された。
このシステムの構築には大変な作業が必要であろうが、そのカバーする範囲が今回の鶴岡八幡宮エリアから徐々に鎌倉全域に広がっていくことを期待したい。
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