鎌倉の散歩道14


「源氏山公園(源氏山界隈)ハイキングコース」


制作: まもる

鎌倉駅・北鎌倉駅から程近い源氏山公園は
1〜2時間の散歩に格好の場所です
どちらの駅から、どの道を登って、何処に降りても
迷う心配のない場所です
今回は3回目です

第1回 「のんびりコース・その1」(2002年5月号)(赤い点線)
第2回 「のんびりコース・その2」(2002年7月号)(青い点線)
第3回 源氏山から「大仏ハイキングコース」を歩く(緑の点線)




源氏山散歩ハイキングコースの参考地図
      ↓この先は江ノ電長谷駅にでる(約2〜3時間)


源氏山からスタート

スタート地点は、源氏山から銭洗弁天に下る途中の階段の上。
「ここまでは1回目の化粧坂から登っても良いし、逆コースの寿福寺から登っても良い」
「また2回目の浄智寺から葛原岡ハイキングコースを行くか、逆コースの佐助稲荷・銭洗弁天から登っても良い」
写真の道標が出発点の目印。




ハイキングコースは左手の道

大仏ハイキングコース入り口

道標に従って目を向けると、道は直ぐ先で2つに別れている。
大仏ハイキングコースは左手の道を行く。

[参考: 右手の道を降りると梶原の住宅地で出る]

右に住宅地を左に鎌倉の街並みを見ながらしばらく行くと、ハイキングコースらしい森の中の山道になる。

この先に、木の根が露出した坂があるので、足元に注意が必要。
「鎌倉の観光ハイキングコース」と軽い気持ちで来た人は少しびっくりするかもしれない。

この坂を下って少し行くと
「左:佐助稲荷、右:大仏ハイキングコース」の分岐点があるので、右手の山道を登る。


[参考: 佐助稲荷]
これは鎌倉の稲荷神社の中で、写真写りの良い神社で、このハイキングコースの下の谷戸に ある。この分岐点から行くと往復10分〜15分ほどだが、道はやや急なので、お参りする人は気を付けてください。




木の根の露出した坂道


分岐点の道標

分岐点の注意

佐助の分岐点から15分程歩いたところでふたたび道が2つに分かれる。
ハイキングコースは、木の根が露出している、脇道のような左手の道を行く。
最近、写真のような道標が新しく立てられたので、これを見落とさないように。

ところどころに急な坂や足元の悪いところ、急な石段などがあるので、要注意。

更に15分ほど歩くと、急な石段との下り坂がある。この階段を降りきると、大仏トンネルの脇にでてハイキングコースは終わる。



★このコースは、住宅地に程近いにもかかわらず★
まったくの山の中のような風景を楽しめて
ちょっとした山に遠出をしたような気分を味わえるコースである
しかし、アップダウンは比較的少ないものの
歩きなれない人には結構厳しい箇所もある
特に雨の後や道が湿っているところは滑りやすいので、注意が必要



この後、坂を降りると、長谷の大仏、光則寺、長谷観音を経て、江ノ電長谷駅に出れる。

・・・長谷付近の名所抜粋・・・

高徳院、清浄泉寺(長谷の大仏)
有名な大仏の他、大仏の裏側の塀の向こうも一見欲しい。
与謝野晶子の歌碑などがある。
行時山・光則寺
大仏から100メートルほどの右手にある寺。
静かな雰囲気の、四季折々に花が咲く隠れた花の名所でもある。
海光山・長谷寺(長谷観音)
入口付近の庭、石段上のお堂、見晴台からの眺めなど見どころが多い。
甘縄神明神社
鎌倉で一番古い神社と言われ、頼朝や政子、実朝などはおまいりしたと伝えられる。
また、神社前の石段の横に「北条時宗産湯の井」がある。
鎌倉文学館
鎌倉にゆかりのある文学資料や文学者の著書や、原稿、愛用品などを収集保存し、展示している。
春のバラ園の素晴らしさでも有名。
旧前田侯爵家の鎌倉別邸であった建物を利用しているため、建物自体も一見の価値あり。


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