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鎌倉シニア通信特集・・・鎌倉の仲間達 No.52
竹友会
2007年4月21日/5月12日取材
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(鎌倉市笛田の鎌倉市教養センターで)

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竹友会は昭和60年の設立です。
鎌倉市笛田に鎌倉市教養センターが開設され、竹細工の教室が出来たすぐ後の事だそうです。
サークルの指導は竹細工作家(職人)の岡本詳三さんです。
岡本さんは鎌倉市津西に竹細工の店「おかもと」を開いています。
ホームページ
竹細工の店おかもとへ
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■ 竹友会のサークル活動
竹友会の活動拠点は鎌倉市教養センターです。
月に2回、第二土曜日と第四土曜日の午後がサークル活動の日です。
鎌倉市教養センターの2階の工作室には6卓の工作机が並べられ、工作の作業に適しています。
午後1時30分を目指して会員が三々五々集まり、雑談する人有り、すぐに作業する人有りで、所定の時間になります。
(先生に集まる視線) |
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(先生の指先) |
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岡本先生が工作室に到着しても、その日の課題とか作業を説明するすることもなく、雑談的に竹にまつわるいろいろの話をしたり、竹を加工するいろいろの技法を、工作机の前で実演して見せたりするだけです。
先生の話では、参加している人の経験や技量がそれぞれ千差万別であり、またそれぞれの人が竹のどういう部分に関心が抱いているかまちまちなので、それぞれの人の意向を尊重する方式でサークル活動をリードしているのだそうです。
(竹細工の道具・のこぎり/なた/切出し) |
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(幅を決める道具) |
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会員のみなさんは、あるいはおしゃべりをしながら、あるいは黙々と、竹を加工していました。
ティータイムには、会員の方の手作りのシュークリームが全員に配られ雑談に花が咲きました。
編集子も美味しく頂きました。
いつも美味しいお菓子が振る舞われるのだそうです。
(17人分のシュークリーム) |
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(シュークリーム) |
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竹友会では、作品の出来を競うといことはあまりないのだそうですが、会場で過去の作品をいくつか写しました。
■ 鎌倉駅地下道の展示会
2007年4月に鎌倉市教養センター主宰の作品展が、鎌倉駅の東西を結ぶ地下道で開催され、竹友会も出展しました。
竹友会の作品は多くの道行く人の注目を集めていました。
(サークル作品展1) |
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(サークル作品展2) |
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■ 楽しいオフ会
竹友会は鎌倉市教養センター内でのつきあいに止まらず、多くの年中行事で会員同士の絆を深めているそうです。
春の花見、秋の竹の素材採集温泉旅行などです。
岡本先生から写真をお借りし転載します。
オフ会1.伊豆長岡温泉真竹の採集旅行
伊豆半島の真竹は竹細工の素材として定評があるのだそうですが、採集の適期の秋に2泊3日で伊豆長岡温泉に行き、素材を加工して持ち帰るのが恒例の行事なのだそうです。
(真竹の加工1) |
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(真竹の加工2) |
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真竹は伐採後適当な長さに切断し、熱湯で煮沸して油を抜き、乾燥して使うのだそうです。
オフ会2.富士の裾野で竹のオブジェ造り
静岡県裾野市の富士竹類植物園から依頼を受けた先生の発案で、同植物園に泊まりがけで出かけ、大きな竹細工にチャレンジした写真です。
(竹のオブジェ造り) |
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(出来上がり) |
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竹のドーム作りは先生と竹友会の有志で二日がかりで完成したそうです。
■ 最古参会員に聞く
創立以来会員だという方に竹友会について伺いました。
この方は、大正8年生まれの今年90歳の方で、22年間楽しく竹細工と付き合っていらっしゃいます。
竹友会の良いところは、
自分のペースで作業が出来ること、
刃物を使って集中して作業するのでぼけないこと、
何よりも仲間作りの場として参加するのが楽しいこと
などだそうです。
今年90歳というこの方は、手先に艶があり、しなやかで、危なげない鉈裁きでした。
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竹友会
- 代表:早水 電話:0467-31-4652
- 会 費:2000円(月額)
- 会員数:22名
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制作:ひろさん
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