2002年2月17日/24日(日)の両日取材・於中央公園 「鎌倉の仲間」紹介の第三弾 鎌倉で炭を焼く会の 初の火入れと炭出し日に取材 ****************************************
鎌倉で炭を焼く会は設立8年(1994創立)になる団体で 昨年10月から、鎌倉中央公園(鎌倉市山崎)付近の谷戸で 炭焼き窯づくりを始めた。 本年2月に窯が完成し、2月15日に窯の焼成を兼ねた 初の火入れを行い、17日に密閉、24日に炭出しの日を迎えた。 集まった人は約30人で、会員の他に、窯の構築の途上で 手伝ったり、「山崎の谷戸を愛する会」のメンバーたちで、 窯から取り出された炭に 拍手がわいた。
炭の収量はおよそ2割。奥に積んだ木は良い炭になっていた。 窯の特性が解析されれば、次回以降、収量と品質は向上するだろう。
出来上がった炭は山崎の小川の浄化に使うという。 また、藁灰などは土壌改良に使うという。 **************************************** 今回の炭の窯作りは、10月に始まり、毎週の週末をついやしたという。 会員は仕事を持っている方も多く、穴掘りや整地、土台作り、 素材となる鎌倉石の採集・運搬と作業量が多く、平行して 行った里山保全作業もきつかったとのことで、炭を焼くことが 出来たという喜びは大きかった。 鎌倉で炭を焼く会の主な活動内容は以下の通り。
**************************************** 炭焼き窯をつくる事業は、日本財団と(財)国家緑地推進機構の援助と 鎌倉市の公園緑地課のバックアップがあって成り立った。
同会はこれを、民と官の「協働」作業と呼んでいる。 また、「山崎の谷戸を愛する会」の機関誌「谷戸だより」には、 鎌倉で炭を焼く会の子供への関わりが良く表現されている。 鎌倉中央公園はまだまだ市民に十分知られているとは言い難い。 鎌倉中央公園にこのような場が完成したことは、画期的な ことで、観光にだけ目を向けるのでなく、市民のための公園作り という視点が必要だと云うことを改めて考えさせられた。 (窯場の場所は、平成15年に公園の敷地に組み込まれる予定) 「鎌倉で炭を焼く会」がますます行政との「協働」作業で市民の視点を 守り抜くことを期待して止まない。 (記事の担当;ひろさん) **************************************** 「鎌倉で炭を焼く会」へのお問い合わせ、アクセス E-mail: yato@fin.ne.jp HP: http://www.geocities.jp/ozikudo/yato/sumiyaki.html * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 鎌倉の仲間達目次へ 鎌倉シニア通信最新号へ |