・・・鎌倉シニア通信特集・・・
鎌倉の仲間達 No.14
パステル画  ”円の会”
  まどかのかい
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2003年2月4日と18日(火)
鎌倉市玉縄学習センター
「鎌倉の仲間」紹介の第十四弾
”円の会”を取材
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多彩で鮮やかな色彩、不思議な魅力と心時のよさ
手軽で、メルヘンを感じるパステル画


例会風景-1 例会風景-2
例会風景-1 例会風景-2

平成元年に発足した”円の会”は、玉縄学習センター企画の講座
「パステル画入門教室」の卒業生を主体にスタートした同好会

現在は、会員11名、うち女性が10名、男性は1名
「入門教室」から引き続き”国方 房子”先生の指導を受けている

練習日   ・・・ 月2回、第一/第三火曜日の9時30分〜12時
場所      ・・・ 主に玉縄学習センター

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取材当日の参加者は全員の11名、絵のテーマ・モチーフは
持ち回りの当番2人が決め、1ヶ月2回のレッスンで描き上げる

パステル画に必要な画材 : 

  • ソフトパステル
  • 鉛筆型パステル
  • スケッチブック
  • 木炭
  • 練りゴム     
  • イーゼル
: チョークのようなスティック状の顔料
: 少し硬めで細かいところを描く
: パステル画用
: スケッチ用
: 消しゴムの代わり(布やティッシュも使う)
: 画架

モチーフ パステル
今回のモチーフ パステルの一例(ソフトタイプ)

パステル画の魅力は、水彩画や油絵に比べ手軽なこと(費用も含め)
乾性の画材であること 特に、指で直接パステルを持つ感覚であろう

・・・ 一人の会員の製作過程を追わせていただいた ・・・

製作過程-1 製作過程-2
木炭でスケッチする 大まかに色を置いていく

製作過程-3 製作過程-4
細かいところを画いていく 自由に背景を画く

教室では、各自が自分の感性を大事にして自由に描いていた
いずれの作品も、構図・デザインが異なっており、我々から見れば
すばらしい作品であり、年季がはいっているなあーという印象

制作風景と完成作品の例へ

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先生の指導は、基本的には技術の習得をベースに、
「各自の個性を活かせるように」をモットーにしている

描写には、次のような技法が用いられる

  • 構図(絵のデザイン)
  • 描く(輪郭のスケッチ、塗り込み)
  • こする・ぼかす(指やティッシュで、パステル独特の描き方)
        色の粉が紙目に入り、柔らかいトーンになる
  • ブレンディング(塗り重ねてブレンドしていく)
        色味が深く、濃くなる
  • 仕上げ(自分の感じた色に、気持ちを込める)
        パステル用固定ニス(フィクサチーフ)をスプレー     

指導風景-1 指導風景-2
指導風景-1 指導風景-2

グループで描くことは、1人で描くよりも楽しく、
更に、同じモチーフを描いても各自表現が異なり
お互いに刺激を受け良い効果をもたらすとのこと

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当同好会の主な活動としては、年2回程度の屋外写生会、
秋の玉縄学習センターのフェスティバルへの参加がある

屋外写生会作品 玉縄フェスティバル
屋外写生会作品(鐙摺海岸) 玉縄フェスティバル

尚、当同好会では新入会員の参加を歓迎しており、
全くの素人でも気軽に参加してほしいとのこと、連絡先は下記
(入会金なし、会費:月2回で2,000円)

これからも、”円の会”がますます発展、メンバーの皆さんが
元気で活躍されることを期待してやまない

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連絡先(問い合わせ先)

延原 邦彦さん
  Tel. 0467-45-2080
E-mail : nobukuni@isis.ocn.ne.jp 


●  講師「国方 房子」さんの横顔
  • 二紀会同人(油絵)
  • 神奈川女流画家協会会員、日本美術家連盟会員
  • 本業の油絵だけでなく、技術的なレパートリーを拡げるため
    パステル画も手掛けている

(取材:かぼちゃ、まもる、ひろさん、トンガ坊主 制作:トンガ坊主、かぼちゃ)

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会員の力作数点がギャラリーにあります

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