湘南演劇鑑賞協議会とは
身近で演劇を鑑賞したいという願いから生まれたNPO
長い間の劇団との連帯協力関係をもとに
会員の手作りで運営する非営利市民団体会(NPO)
鎌倉、藤沢、茅ヶ崎の三地域で公演を実施している
会員は・・・
- 入会して毎月の会費を事務所に持ち寄る
(3人以上のグループ単位で入会)
- 二ヶ月に一回、観劇会がある(会場と時間を選択できる)
- 年に一回の観劇会を準備、運営する
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入会金(入会時に納入)
大人2,500円・大学生1,700円・高校生1,600円
月会費(月額:観劇月の会費分から必要)
大人2,300円・大学生1,200円・高校生1,000円
◎この他に入場料金等は一切いりません
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観劇会とは
この観劇会は会員だけのもので、一般客は参加できない
会員は当日、会場へ出向いて観劇するほかに
一年に一回、観劇会の実行に参加することになっている
運営に参加したい公演を選んで応募し、準備から終了までかかわる
このスタッフを運営サークル会と呼んでいる
はじめの顔合わせから観劇会後のまとめ・打ち上げまで
舞台を最高の「出会いの場」にするため、みんなで協力する
- 運営サークルの顔合わせ(観劇日の2ヶ月ほど前)
- 座席シール作りや、会費納入に向けた準備など
- 観劇会当日に向けての相談
- 当日配布物の準備と観劇会への最終調整
- 観劇会当日
- まとめの運営サークル会
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大船事務所と鎌倉芸術館で運営サークル会を取材
事務所では20人ぐらいの会員が作業されていた
座席の割り当て作業 | 配布印刷物の折りこみ作業 |
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公演当日は、開演の1時間半ぐらい前からミーティングがあり、
各自受け持ちの仕事の準備をし、観客(会員)の到着を待つ
会場は細かく持ち場が決まっており整然と取り仕切られていた
公演直前のミーティング | 舞台も準備万端整って |
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2002年11月の上演は
劇団青年座の「フユヒコ」
鎌倉芸術館 | 3回(11月18日と19日) |
茅ヶ崎市民文化会館 | 1回(11月20日) |
湘南台市民シアター | 2回(11月21日と22日) |
計6回の公演から選択して観劇
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終演後は大道具、小道具の搬出を手伝う
小さなものから順に、最後は解体した舞台装置を運び出す
1時間も経つと、舞台はもと通り空っぽになる
道具類はトラックで次の会場の搬入係りの手へ・・・
公演後の道具の搬出作業 | 舞台装置も次々に解体搬出 |
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また、公演後には素顔の役者さんたちとの交流会も開かれる
希望すれば誰でも参加できるそうだ
今回は出演者8人のうち、6人の方が参加されて盛り上がった
役者さんとの交流会 | 色紙のプレゼントも・・・ |
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会員とのインタビューから
観劇に来ていた会員の話から
- 入会の動機は、地元で安い費用で観劇ができること
東京まで出かけると交通費もばかにならないし、時間もかかるから地元で気軽に良いお芝居を見ることができるのはおおきな魅力だ
- 自分でチケットを買う場合、どうしても見るものが偏ってしまう
ここでいろいろなジャンルのものを見ると、意外な面白さに気づく
- 発足以来の会員で、毎回必ず観劇しているというグループは、これからもずっと続けるつもりとのこと
- 3700人もの人が見たいものを選りすぐるので、よいものが見れる
- 鎌倉、藤沢、茅ヶ崎と会場を変え、5回から6回の公演があるので、都合のいい会場や日時を選べるのでうれしい
- 年一回のお手伝いでは、裏方の仕事がわかって興味深く、舞台用の道具のからくりが見えて面白い
また、公演後の役者さんとの交流会ではいろいろ話を聞けて、ただの観劇だけではできない体験ができる
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編集後記
- 取材スタッフとして、2002年11月の観劇会に参加した.
小ホール(600余席)で役者さんの声も良く通り、雰囲気もよくつたわり心地よい時間だった.
- 運営サークルの売店のコーヒーやお菓子は、安くておいしかった.
- 平日の昼間のせいか、女性が圧倒的に多かったのが気になった.男性の参加がもっとあってもいいのでは、と思った.
- いろいろな段階で取材させていただいたが、お手伝いの皆さんが和気藹々と楽しんで作業されていたのが印象深かった.
- お手伝いに参加すると、ただ観劇するだけでなく、公演までの裏方の仕事を通して大変さもわかるし、また裏方ならではの面白さもあり、終わったときの達成感も体験できるので有意義な会だと思った.
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(取材:リンデン、かぼちゃ 制作:かぼちゃ 協力:トンガ、しんすけ)
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