劇団青年座第136回公演
作−マキノノゾミ ◎ 演出−宮田慶子

フユヒコ



湘南演劇鑑賞協議会第92回観劇会
2002年11月19日公演

装置=川口夏江 照明=中川隆一 衣装=半田悦子
効果=高橋巌 舞台装置=澁谷壽久 製作=森正敏・芝雲幸一
出演=山野史人/後藤健/家中宏/檀臣幸/田島俊弥
今井和子/那須佐代子/森脇由紀

今井和子さん 山野史人さん 後藤健さん
今井和子さん山野史人さん後藤健さん

昭和九年十二月二十四日、月曜日。
東京本郷区曙町にある理学博士寺田冬彦邸。
主、冬彦がしかつめらしい顔で煙草をくわえている。
別に怒っているわけではない。普段のことである。
まわりには妻りんをはじめ、
個性豊かな家族が太陽系宇宙のように取り囲む。
そこに突然彗星のごとく事件が飛び込んできた!
小春日和に雲が差し、雨からやがてしんしんと降る雪に変わる。
招き猫が見守る中、
寺田家の喜怒哀楽の一週間が過ぎていく。

檀臣幸さん 森脇由紀さん 田島俊弥さん
檀臣幸さん森脇由紀さん田島俊弥さん

寺田冬彦のモデルとおぼしき寺田虎彦について・・・

物理学者で、夏目漱石門下の随筆家。煙草と甘味をこよなく愛した寺田虎彦は 茶碗の湯やビールの泡、猫の宙返りから生物学や地球物理学へと発想する独自の 視点で寺田物理学を確立。「50年早く生まれてしまった」と言われ、今、再評価されている (1878年〜1935年)

大河内正親のモデルとおぼしき大河内正敏について・・・

工学者で実業家。理化学研究所三代目所長。主任研究員制度という今までにない新しいシステムと大胆な経営手腕により、理研の発展と理研コンツェルン60数社の創立、組織化に尽力。(1878年〜1952年)

理化学研究所について・・・

1917年、小資源国日本の将来を憂えた高峰譲吉らの尽力により財団法人理化学研究所として設立。研究のテーマ・進め方はいっさい研究者自身に委ねられ、「科学者たちの自由な楽園」と称された。仁科芳雄、鈴木梅太郎、朝永振一郎、そして寺田虎彦らを輩出。



演劇鑑賞会へのご入会について

入会金(入会時に納入)
  大人2,500円・大学生1,700円・高校生1,600円
月会費(月額:観劇月の会費分から必要)
   大人2,300円・大学生1,200円・高校生1,000円
◎この他に入場料金等は一切いりません

演劇鑑賞会へのお問い合わせ: 0466−24−1747
HP: http://olive.zero.ad.jp/shonan-enkan/