鎌倉・あの店・この逸品（３５）

北鎌倉ベルタイム珈琲

（住所：神奈川県鎌倉市山ノ内７４８／電話：0467-47-1059）
（取材：2006年10月9日）

（北鎌倉ベルタイム珈琲の低温焙煎機）

北鎌倉ベルタイム珈琲は低温自家焙煎珈琲の直販専門店です。
創業は平成3年（1991年）3月3日。
場所はJR北鎌倉駅から徒歩１～２分、大船寄りで県道に面しています。

★　北鎌倉ベルタイム珈琲は、地域商業の振興や発展に寄与したとして、2006年の鎌倉商工会議所の奨励賞を受賞しました。

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●　低温焙煎のメリット


（低温焙煎後）		（焙煎前）

低温焙煎には直火焙煎機（巻頭写真）が使われます。

焙煎時間はおよそ２０分。しかも直火ですから、香りや味が良く、焙煎前のやや薄緑色のコーヒー豆は焙煎後にはコーヒー色の豆に変わります。
普通の焙煎は、時間は３分程ですが高温なので大量生産向き、低温焙煎は少量の注文生産に適しているといえます。

●　北鎌倉ベルタイム珈琲のブレンドコーヒー

北鎌倉ベルタイム珈琲では、産地別の単一銘柄コーヒーはもちろんですが、工夫を凝らしたブレンドコーヒーが数多くあります。


（北鎌倉ブレンド）	（北鎌倉の恵み）	（大仏ジャーマン）

		写真は北鎌倉ベルタイム珈琲のブレンドの一例です。北鎌倉ブレンド　\840／200g 北鎌倉の恵み　　\840／200g 大仏ジャーマン　\882／200g 七里ヶ浜フレンチ\882／200g 湘南スペシャル　\945／200g 因みに写真はありませんが湘南豆太郎　\420／200g が最低価格帯でした。（注：価格は取材時のものです）
（七里ヶ浜フレンチ）	（湘南スペシャル）

代表的ブレンドの産地と特徴

ブレンド名	産地	特徴
北鎌倉ブレンド	マンデリン、ボリビア、ブラジル、トルマリン	苦みとこくの極上風味
北鎌倉の恵み	コロンビア、ボリビア、ブラジル、イバネマ	こくと旨みのバランス
大仏ジャーマン	ガテマラ、コロンビア、ブラジル、イバネマ	苦み旨味の重厚な味
七里ヶ浜フレンチ	コロンビア、ガテマラ、イバネマ、シャバロブ	苦いけど甘い味
湘南スペシャル	コロンビア、ガテマラ、イバネマ	旨味とコクを更に強調

下記のリストは北鎌倉ベルタイム珈琲の2006年時点での商品一覧です。

●　毎日飲むコーヒーだから・・・

北鎌倉ベルタイム珈琲は毎日飲むコーヒーだからとお客様の健康のために「有機認定焙煎店」の認証をとりました。

コーヒー豆を輸入する麻袋の有機JAS認定のマークはいろいろあって楽しい取材でした。


（有機JAS認定マーク１）		（有機JAS認定マーク２）		（有機JAS認定マーク３）

●　店の様子

店内はかなり広くゆったりしています。
正面に代表的なブレンドの豆がガラス瓶の中に入っており、説明が添えられています。
その右がカウンター。
更に右に低温焙煎機。

店内の左側の壁にはコーヒーを淹れる器具などが陳列されています。

奥に大きなビールの冷蔵庫がありました。


（正面）		（店内１）		（店内２）

●　酒屋からの転進

（オーナーご夫婦）

北鎌倉ベルタイム珈琲は親の代から続いていた酒屋（すずきや）を営んでいましたが、昭和の終わる、オーナーが丁度50才を迎える頃、コーヒーの自家焙煎直売店に衣替えしようといろいろ企画をしはじめました。
平成3年に衣替えをしましたがなかなか軌道にのらず、約10年は苦しい日々が続いたということです。

現在は息子さんも後を継ぐと張り切っておられ、外回りなどは全て任せっきりだそうです。
デパートの催事場に連日出店されているとか・・・。
軌道に乗ったのはインターネットの通信販売が増えたからだとのこと。
全国発送は少量メール便で600ｇまで１０５円だそうです。

現在も酒販店の免許をお持ちだそうですが商いは全くしていないそうです。

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