![]() 鎌倉・あの店・この逸品(30)(取材:2006年3月29日) ![]() (ふろふき大根)
■ 昼のメニュー昼のメニューは2品
ちょっとビールを飲みたい人は、
ティータイムには
なお、夜の予約は予算やお好みで創作料理をつくってくれるとのことです。 ■ ほのぼのご膳(内容は季節によって異なる場合があるそうです)
■ 福だいこんご膳(内容は季節によって異なる場合があるそうです)
■ スープセット
■ お店の様子法務局の裏の細い道を歩くと民家風な家があり、数段の階段を上がりますと福来鳥の玄関があります。入ると、正面が座敷で、左手にテーブル席があります。 座敷は20名ほどが会食できるひろさです。 テーブル席はテーブルが5つで、ここも約15〜16人ほどが食事をすることが出来ます。 テーブルの色は朱色で、福来鳥のテーマカラーでしょうか?。 玄関を入ったところにオーナー手作りの人形販売コーナーがあり、テーブル席の中央に大根関連食品の販売テーブルがあります。 オーナーは知る人ぞ知る人形作家で、アトリエ「赤い虫の館」でCMの人形教室、個展等の活動をしていました。 人形販売コーナーの人気は何と言っても福来鳥\525です。 福来鳥は、雨のしずくから創った鳥のねんど人形で背中にそれぞれ「愛」「福」「健」の文字が入っています。
座敷席の方は、入ると桜の屏風に圧倒されます。 ご主人が画家で、この部屋のために描いた大屏風や桜の小品が所狭しと並んでいます。桜の花たちに囲まれて食事をするのも一興でしょうか?予約が絶えないとのことです。
■ 「福来鳥」のいわれと大根へのこだわり「福来鳥」のいわれは、20年前に遡ります。『画家のご主人と人形作家のオーナーが、窓ガラスについた雨のしずくを見ているうちに、天から福が降りてくる鳥に見えた。』ことに由来するそうです。 販売コーナーにある福来鳥は、「一つの願いを福来鳥に運ぶように頼み、家の西側に置き、顔が南の方向を見るように「福来る鳥」を置いて下さい」。 大根は「祝膳には大根が欠かせない」と言われている程縁起の良い野菜で、 また、大きく根を張るという字も気に入って大根料理の創作を始めたそうです。 大根は日本人のだれでもが知っている。どんな人にでも愛される大根のそんな店でありたいそうです。 さらには、この店がある佐助ケ谷には、800ほど前、源十郎弥十郎が助けた小ぎつねからもらった大根の種を植えた地との言い伝えもあり大根と縁の深い土地柄です。 大根は主に三浦産ですが、 三浦で大根が採れない時期は群馬県、青森県、北海道にも頼んでいるとのことで、 オーナーに大根の話を伺っていると蘊蓄の種は尽きませんでした。
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