![]() 編集部員のリレー随筆(27) 全国 変わり種共同浴場制作:ひろさん
○ エッ? 道の駅に共同浴場? (浅虫温泉・はだか湯)道の駅ゆーさ浅虫 はJR東北本線の浅虫駅前(青森県)にあります。![]() (はだか湯) 鉄筋コンクリート造の建物は5階建てで偉容を誇っています。 この建物の5階に「はだか湯」という共同浴場があります。 見晴らしが良く、陸奥湾が一望できます。 入浴料金は大人350円で、浅虫温泉の他の共同浴場の価格と同じです。 泉質はカルシウム・ナトリウム−硫酸塩・塩化物泉(低張性中性高温泉)ですが、残念ながら循環使用で、若干のカルキ臭がします。
はだか湯はいつも混んでおり、浴槽の写真を撮るとき入浴している人に了解を取るのにかなり時間が掛かりました。 道の駅に共同浴場がある例は全国にいくつかあります。筆者の経験では栃木県湯西川温泉の道の駅「湯の郷 湯西川観光センター」の二階に「温泉浴場」が併設されています。 また似たような事例として、中央自動車道の諏訪湖SSにハイウエイ温泉があります。 ○ エッ? 博物館に共同浴場? (秋の宮温泉郷・秋乃宮博物館)秋の宮温泉郷は秋田県湯沢市の山間に湧く名湯で、宮城県の県境にも近く、人気の高い温泉郷です。
この温泉郷に「秋乃宮博物館」という博物館があります。 大正時代と昭和初期〜昭和中期のありとあらゆるがらくたを集めた博物館で、展示物を眺めていると飽きることが無く、思わず長時間過ごしてしまいます。
実はこの博物館のもう一つの名物は博物館入場者に浴場を公開していることです。 秋乃宮博物館は、博物館用の建物でなく、廃業した温泉旅館の建物を利用しているため、入場者は希望すれば浴室の鍵を貸してもらうことが出来ます。 一回一組だけの入浴者ですから、入浴中は他の人にわずらわされることなく、名湯を満喫できます。 泉質は公開されていませんがナトリウム-塩化物泉と推定されます。 ![]() (秋乃宮博物館浴場) 秋乃宮博物館の浴場は、旅館の裏手にあります。 長い階段を下りると入り口があり、鍵を開けて入ると脱衣場です。 その右手が浴室で浴室に入ると役内川の川原の石を削って造られた浴槽が2つあります。 こんな素朴な浴槽は滅多に見られる物ではありません。 源泉の流れも、同じように川原の石を削った溝に沿って流れてきて、熱い場合は溝を石でせき止めてバイパスで排湯し、ぬるくなったら石を調節して源泉の流入量を増やすという方式です。 博物館の入場料が500円で、入浴料金は無料です。 ○ エッ? ガソリンスタンドに共同浴場?
この温泉は正式には共同浴場ではありません。 |
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