このBlasterウイルス(ワーム)は一般の方でもパソコンをネットワークに接続しているだけで感染します。
少し専門的になりますが、ダイアルアップの環境やADSLでも直接自分のパソコンにグローバルIPアドレスが設定されるモデム(ブリッジタイプ)の場合グローバルIPアドレス無差別攻撃を受けると考えられます。
グローバルIPアドレスとは世界中のインターネットに接続されているパソコンに一つ一つ割り振られるアドレス(住所)です。 我々が契約しているプロバイダーはこのアドレスを割り振るサービスをする会社です。 これのおかげで世界中のホームページが見られたり、自由にメールのやり取りが出来るわけですが、この仕組みを悪用したのが今回のウイルスです。
ダイアルアップでも今回の様にメールを経由しないウイルスがインターネットから簡単に入るとなると、今までお勧めしていたようにプロバイダとの「メールチェック」の契約だけに頼るわけにも行かなくなります。
どうしてもアンチウイルスソフトの導入と頻繁なアップデート及びウインドウズシステムの頻繁なアップデートが必要になります。 これは相当長時間、大量のデータの取得作業を行ないますので、いわゆるブロードバンド(ADSLやケーブルテレビ)の接続が不可欠な状況になったと思います。幸い最近、多くのプロバイダーが「1メガ契約」等の殆どダイアルアップと金額的に変らない接続契約も発表されました。ブロードバンド契約をして時間を気にしないで、又安全にインターネットを楽しみましょう。