バックアップ (第1回)
皆さんはパソコンに保存された貴方にとって大切なデータをいつまでも取り出せると信じていますか? 大切なデータを具体的にいうと、 (1)メールのアドレスブック (2)My Documents の中身(WordやExcelの保存データ等) (3)My Pictures の中身(デジカメで撮った写真のデータ等) (4)ブラウザの「お気に入り」 (5)メールの本文 (6)パソコンに設定した環境 (7)後でいれた各種プログラム 等があるでしょう。 パソコンで文章を作成したとき行う、「保存」という操作を思い出して下さい。これはモニタの画面に表示された内容をハードディスク(HDD:Hard Disk Drive、業界用語としてdiskとつづる習慣です。discと同じ意味です。)という超精密機械に磁気記録しています。磁気記録ですから電源を落としても記録がなくなる事はありません。しかし、機械である以上故障することがあります。もしも故障すると(クラッシュと呼びます)貴方の大事なデータは二度と取り出せません。 パソコンの取扱説明書には、 「ハードディスクに蓄えられた重要なデータを保護するために外部のメディアにデータの複製を作成することを、「バックアップ」といいます。大容量ハードディスクには、日々大量のデータが記録されます。事故や人為的なミスなど不測の事態でデータを失うことは、大きな損失となります。ハードディスクを使用する場合は、日常的にバックアップを作成して下さい。」と書いてあります。(パソコンメーカはハードディスクの障害によるデータロスに対し何ら保証していません!)
パソコンを用いないで普通の紙の書類を作成したとき、重要なものならば写しを作成して別の場所に保管すると思います。パソコンでも同じことです。重要なデータは別の場所(メディア)に保存しなければなりません。このような目的での保存をバックアップと呼んでいます。「別の場所」ということは貴方のハードディスク以外のメディアをさがさなければなりません。
バックアップ用のメディアには次のようなものがあります。 ![]() 貴方のハードディスクの記憶容量がGB(ギガバイト=10億バイト)をこえているとき、たった1.4MB(メガバイト=百万バイト)しかないフロッピーディスクにバックアップするということは現実的ではありません。光磁気ディスク(MO)でも1.3GB位ですから苦しくなってきました。
(1) メールのアドレスブックを定期的にフロッピーに保存する。 (2) 自分で作成したWardやExcel等のデータはその都度フロッピーに保存する。 (注) これらは比較的小容量であり、こまめにコピーをとっておく習慣にするとよい。最近はフロッピー装置を搭載しないパソコンが増えてきました。その場合は、CD-R/RWなりDVD-RAMなり記憶可能なメディアを搭載しているパソコンを購入しましょう。もしもそのようなメディアが全くないパソコンの場合はLANに接続しネットワークサーバにバックアップできる環境がない限り購入すべきではありません。 (3) デジカメの写真データなどは容量が大きいので、MOまたはCD-R/RWへ記録しましょう。 (4) 仕事で用いる場合は増設ハードディスクなりネットワークサーバなりに保存しましょう。
(1)メールのアドレスブックの保存方法 ここではOutlook Expressを例にします。 ![]() ![]() ![]() (2)WardやExcelの作成データの保存方法 通常の保存は適宜My Documentsに行います。作業を終える直前に、
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