(左より2番目) 船型
上辺の右に月、左に日、中央上辺に大日如来を表す梵字を刻みます。
四手の青面金剛が邪鬼の上にたっています。右の上手には鉾、下手は矢をもち、左上手は棒、下手は弓を持ちます。下には、三猿がつきます。

庚申塔で四手の青面金剛像は少なく、鎌倉でも2基だけだそうです。
青面金剛が弓矢を持つのはここが最初で、このあと、六手の青面金剛に定着するようになっていったそうです。

延宝八年(1680)の銘があります。


昭和40年に、鎌倉市の有形民俗資料に指定されています。(鎌倉の文化財 第4集)