今月の庚申塔めぐり

−(02) 延命寺跡−



所在地県道を朝比奈切通しに向かい、ハイランドへ分かれる交差点の手前の左側に十数個の石塔が並ぶ一角があります。(全景写真の左)

●目的の庚申塔はこの中にはなく、その後ろ側、県道に背を向けるようなかたちで1つひそりとたっています。(全景写真の右)
庚申塔の概要 1基
舟型で、上の部分に種子(しゅじ:如来や菩薩を標示する梵字)で、「カ」(地蔵菩薩)を刻み、延命地蔵の像がつきます。右手に錫杖、左手に宝珠をもっています。

正徳二年(1712)壬辰二月とあります。

村民の名とともに明王院住職龍山の名があり、やはり明王院との関係があることがわかります。(参照:01朝比奈入口)
「地蔵尊として立てられ、それに庚申を習合したものと思える。」と鎌倉の文化財(第4集)にあります。

市の有形民俗資料に指定されています。
庚申塔の現状 記録の通り保存されています。(平成14年3月2日)

少し古くなっていますが、ペットボトルが3本そなえられており、近くのかたで信仰深いかたがおられるのでしょうね。
全景
県道沿い

裏手
庚申塔
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更新日2003.11.14

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