昭        堂


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昭堂について

     昭堂は禅宗の寺院で、祖師の像や位牌を安置するところで、享堂(きょうどう)ともいわれます。ここは 建長寺開山の蘭渓道隆(1213-78)、諡(おくりな) 大覚禅師の塔所です。奥に開山堂があります。

     建物は桁行、梁間とも五間で寛永十一年(1634)に建築され、延宝五年(1677)に大修理がなされたようです。
     柱の間隔は正面中央が12尺、その両脇が8尺で、3対2の割合で、禅宗様の一般的な比率を示します。

正面の中央ろその両側に双折桟唐戸、一番外側の両端は火灯窓になっています。

     戸の上に内法貫を通し、上の飛貫との間に高さのある欄間を設けています。

     昭堂のある西来庵の門で「嵩山門」の額を掲げる (薬医門という形式)(写真:下左)、参道(写真:下右)、昭堂前の「西来庵」の額を掲げる唐門 (写真:下2段左)、昭堂にいたる庭の風景です。(写真:下2段右)(非公開です)