本      堂


下の小さい写真にマウス ポインター をのせると、
本堂の様子をご覧になれます。


本 堂

     本堂は正面、正面(桁行)八間で15.8メートル、奥行(梁行)六間で11.2メートル、屋根は起(むく)りと呼ばれる膨らむような形で、寄棟の銅板葺きです。

     文書によると、宝暦六年(1756)の建立です。

     五寸の角材で、縁長押・内法長押(但し正面は差鴨居(さしがもい):幅の大きな鴨居)をめぐらし、柱が桁を直接受け、上部の小壁に化粧貫を通す。
     軒は一軒の疎垂木です。

     内部は、手前の中央間(室中:しつちゅう)が十九尺四方、向かって左側の上間(檀那間)が十五尺・十九尺、右の下間(礼間)が十二尺・十九尺です。
     部屋は長押の上が高い白壁で区切られています。さらに白壁の一部は化粧貫を中ほどに入れています。

     仏間の両脇は書院となっています。

     奥の仏間には、その中間に来迎柱と呼ばれる粽付の丸柱を二本立て、頭貫・台輪で繋いでいます。挙鼻付出組みを柱の上だけでなく、中央にも詰組みとして配します。(画像下:部材の識別のため部材の色は実物と違います。)