不  動  堂


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不動堂について

     正面上に懸かる「不動堂」の額の裏に延享二年 (1745) とあるそうで、この頃の建立と推定されています。

     桁行き三間 (およそ 5.5m)、梁間三間 (およそ 5.5m)

     正面と側面は縁をめぐらしています。 正面に桟唐戸の両開き、正面の脇間と両側面の前側は舞良戸と呼ばれる形式の引き戸です。

     軒は一軒の疎垂木 (まばらだるき) で、現在は銅版葺き、寄棟です。

     ここには、不動明王の坐像が祀ってありますが、八坂不動と呼ばれています。
     京都にある八坂の塔が傾いた時、この不動様に祈ったところ直ったという由緒あるもので、文覚上人が鎌倉に持ってきて、当寺に安置した(『新編相模国風土記』)という伝説からきています。