仏　　　　　　殿

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仏殿について      市指定文化財、桁行三間 (正面、およそ 8.5m)、梁間三間（奥行き、およそ 8.5m ) 仏殿は、正面三間を中央と両脇間の比を３対２としています。中央を桟唐戸の両開きで、両脇間には花灯窓がつきます。      （先端を丸く削る）粽 (ちまき) 付の柱に、地覆・腰貫・飛貫・頭貫・台輪でつないで、基本は禅宗様です。      斗栱は三斗ですが、中備は撥束（ばちづか）を配してこちらは和様です。      軒は一軒半繁垂木です。      内部は、四本の太い柱を立て、出三斗を載せ、中備を二組配します。周りの柱とは海老虹梁で繋いでいます。天井は竿縁天井です。      現在の堂は、棟名札によると、寛文八年(1668)、鶴岡八幡宮(寺)の僧が願主となり、扇ガ谷の大工、河内三左衛門の手によるとのことです。鶴岡八幡宮(寺)の神主大伴家の墓地があり、当寺との関係が伺えます。      鎌倉在住の大工による江戸前期の例として貴重なものとのことです。      以前は、現在収蔵庫に安置してある阿弥陀三尊が祀られていましたが、現在は三世仏と呼ばれる、 釈迦如来（現在仏）・阿弥陀如来（過去仏）・弥勒如来（未来仏）の坐像が祀られています。