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新年おめでとうございます。

平成28年元旦

真夜中の枕上メモ


 私は大酒呑みに属する方だと思ってます。安い焼酎に梅干し、コブの佃煮、最近は、トロロ昆布などを入れて味付けしてます。梅干しは、メル友の和歌山の梅仙人と自称する梅栽培農家から、1斗樽を安く譲ってもらってます。わが家の夕食は早く、4時過ぎには始まるので、遅くとも6時には終わり、見たいテレビもなく、 眠くもなるので布団にもぐり込みます。で、当然夜中に目を覚ましますが、そのままにしていると、また寝 付けます。
ここ、2年くらい元気がなく、いろいろやる意欲も減退していましたが、最近、夜の2、3時に起きられるようになりました。そして、起きなくとも、枕元に置いたメモ用紙に、寝床で浮かぶあれこれを記しています。 1件1葉です。多い時には、25枚に及ぶこともありました。昨日あったこと、明日やること、行く所など雑多です。
そんなメモ用紙が処理できないで、数十枚も溜まったことも。

 「文章を練るのに最もよく考えがまとまる場所」として、「三上」と言う言葉があります。枕上(ちんじょ う)、鞍上(あんじょう)、厠上(そく?(し)じょう)。私は、「鞍」と記憶していましたが、検索したら「馬」とありました。そこで、真夜中の枕上メモなんですが、私の場合は、忘れ防止のためです。
 武田信玄の厠はとても広かったと読んだことがあります。検索したら、トイレに畳が6枚敷かれていて、風呂の仕舞い湯を樋で引いてきて水洗にしている、香をたきしめる番人がいた、ここで戦略を練ったり、訴訟の判決なども沈思黙考したとか。当然、便器の傍にはメモ用紙が多数置かれていたと思います。
先日、川越を見物した折、家光公の風呂場、トイレが移築されたのを見ましたが、トイレは2畳でした。風呂場も格別広いということでもなかったです。

 私はこれまでもメモ用紙をあちこちに置き、こまめにメモをとるようにしていましたが、最近は、物忘れ がひどくなっているので、ごく簡単なことでもメモを取るよう心掛けるようにしてます。根が好奇心が強い 方なので、新聞を読んだだけでも、行きたいところ、やりたいこと、読みたい本などが目白押しに現れます。 こんなことで、喪失気味だった意欲も回復しつつあり、現自分史「塞翁」も今日現在415点(1.2点/日)に戻ってきていました。
 今年4月、私は喜寿。長男のとこの長女の高校入学祝いもし、遅まきながら、長男の小さな会社の工場長就任祝い、二男の課長就任祝いも併せてやりたいと考えているところです。元気だった私も、体力的に年齢を感じることが多くなりましたが、精神的な面から進行を遅らせたいと思います。

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著作:亜郁  制作:ひろさん

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