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ロゴ、亜郁の暑中見舞い

− 堆肥作りから土作り、野菜作りへ(2) −

亜郁



暑中お見舞い申し上げます。


当鎌倉シニア通信の2011年10月号の「編集部員リレー随筆(45)」に、「…野菜づくり(1)」に相当する私の取り組みを書きました。
コラムは違いますが、その後の様子を記したいと思います。


  1. 「…野菜づくり(1)」のその後

     ・<EMぼかし堆肥作り>は、熟成したものを土に入れましたが、小ばえが発生し、ちょっと弱ったな、と思いました。販売店に聞いてもラチがあきません。しかし、最近、作ったものは発生していないので、しばらく様子を見ることにします。ぼかしを生ごみにまぶす仕方として、大き目のポリ袋の中で両者をシャッフルすると、少な目のぼかしで済むことも分かりました。

     ・<ダンボールでの堆肥作り>では、ウジが涌き、天日干しして、摘み取りました。ヌカを入れると、発酵熱で死滅させられると教わりましたが、全滅させるのは難しいです。しかし、6月の中旬に逗子市役所で開かれた「生ごみリサイクルで元気野菜作り」の話を聴きに行ったとき、川崎市のグループが展示していたブースで、これはアブの1種で、これが生ごみを食べて、発酵を促進させるのに役立っていると聞き、再度挑戦してみようと思いました。


  2. <ミニ畑>は、発泡スチロールとプランターです。庭は息子たちの車用にコンクリートを流してあるので、はつって取り除くのは大変です。やむなくミニ畑を30以上作りました。両親が居た部屋の西側の狭い場所にも、草花を取り除いて畑にしました。ここには今、オクラが7株植えられています。


  3. <用土>も、要らない植木鉢の土を天日干しして使い、剪定材堆肥や生ごみ堆肥をすき込みました。野菜を採り入れた後の畑の古い土の再利用法も学んでいます。


  4. <野菜作り>は、好きな玉ねぎと、京水菜、春菊から始めました。大船のコ−ナンで、10月の中旬に買いました。少し遅かったようですが…。しかし、発芽は早かったです。3〜5日後には3種とも出揃いました。玉ねぎの最終定植は11月下旬で245株になりました。後の2つは筋蒔きで、密生させました。これは春先に、間引く感じで採取しています。シャキシャキして美味かったです。
    玉ねぎは、地面から盛り上がっていますが、大きなのは少なかったです。茎が倒れたら収穫時だと聞いていたので、6月の中旬から下旬にかけて掘り起こしました。全部で200個以上収穫できました。最大径は6センチ位で、小さいのは小指ほど。ならせば、3センチ程の小玉でした。よく茎を束ねて日陰で干しているのを見かけますが、そんなことは出来ず、波板に転がして乾燥させました。大半が小粒ですので、切るのが大変でしたが、「我がものと思えば美味し…」でした。野菜炒めや味噌汁、サラダの具として使っていますが、未だ、少し残ってます(7月17日現在)。


  5. <オクラ>を次に植えました。花がきれいです。オクラの思い出は、二人の子どもが幼稚園に通う前、極楽寺で遊んだ後、長谷駅近くの八百屋で買ったことです。1個、1円という安さでした。20個、買いました。
    土がないので、剪定材堆肥だけのミニ畑も実験として作りました。これも大きく育ってきたので、土がなくてもいいのかな、と思っています。
    玉ねぎ畑に各種堆肥や化学肥料も入れました。5月下旬にタネを買って蒔きました。タネは大きいので、指で穴をうがって蒔きました。6月初旬には50超の芽が出ましたが、それからの成長が遅く(見つめる鍋は煮えない、という西洋の諺、そのものでした)、やっと、7月の中旬になって、これでOKだろうというところまで来ました。風の強い日が続いたので、支柱を立てて添わせた苗もありました。草取りもマメにやってます。収穫は8月に入ってからでしょうか。


  6. <スプラウト>の栽培も始めています。穀類、豆類、野菜の新芽のことで、種まきから10日くらいで伸びた新芽をドレッシングをかけて食べられます。年中まけるのもいいです。カイワレダイコンとブロッコリの芽を買いました。後者は、ウルトラ健康食品としてアメリカで大ブームとか。シャキシャキ感がいいですね。ビタミンやミネラルも多く含まれているとか。


  7. <山崎・谷戸の会に入会し、畑班で活動開始>しました。前からこの会の存在は知っていましたが、鎌倉市中央公園での講座を聞きに行って、この会の活動を改めて知り、家でのミニ畑栽培を始めていたこともあり、入会したのです。6月の初めの「小麦の収穫」が最初の仕事でした。この会には他に、田んぼや雑木林管理班などもあり、会名で検索すれば、トップに出てきます。活動の多彩さで、昨年9月、「かながわ力大賞」を受賞しています。
    畑班での活動は今のところ、田のくろ豆、いんげん、小豆、ゴマの種まき、ジャガイモ掘り、小麦の脱穀などでした。新しくタネを蒔くには、畑を耕し、畝作りもあります。草取りもしなければなりません。7月の15日は丸食の日でした。ここで採れた米にしそや梅干入りのご飯、ジャガイモ、人参、ごぼうなどが入った味噌汁を堪能しました。
    今までは、入っている「メダカの学校」で、稲作りから畑仕事をやっていましたが、交通費もかからず、往復の時間も少ないここでの作業が、これからの楽しみとなります。お蔭で、日曜の朝、笛田公園へ行ってのランニングの会への参加も難しくなり、ウイークデーの一人走りとなりました。



著作:亜郁   制作:ひろさん

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