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太郎の暑中見舞

− 水の里・佐原ウォーキング −

6月下旬、この日は珍しく晴れていました。港南台駅前を8時10分、満員のツアー客を 乗せたバスは大黒PAで最初のトイレ休憩をしただけで、首都高〜東関東高速道を順調に通 過し潮来ICへ僅か2時間で到着しました。

水生植物園
▲水生植物園
さっぱ舟
▲さっぱ舟

佐原水生植物園には400品種150万本の花菖蒲が植えられ、江戸、肥後、伊勢系の花が 次々に咲き乱れていました。「いずれがアヤメ(菖蒲)かカキツバタ(杜若)?」の見分け方の 説明がありました。

花菖蒲−1
▲花菖蒲−1
花菖蒲−2
▲花菖蒲−2

アヤメは剣状の葉が縦に並んで茂るようすが、文目(あやめ)模様に似ていることからその名 が付き、カキツバタは古い昔、この花を衣にこすりつけて染色したことから「書き付け花」と 呼ばれそれが転訛したもの。 ハナショウブは菖蒲湯に使われるサトイモ科の菖蒲に似ている ことからその名が付いた由。

蓮の花−1
▲蓮の花−1
蓮の花−2
▲蓮の花−2

蓮は仏教と縁の深い花で極楽世界の中心にハスの池があるとされています。直径30センチ もある広い葉に水晶のような水玉がきらめく様は見事です。開花して僅か3日程度で散る由。 まさに「花の命は短くて」のセリフどおりはかないものです。

水辺の町−1
▲水辺の町−1
水辺の町−2
▲水辺の町−2

佐原は江戸時代から利根川水運の中継港として発展し商人の町として栄えました。 わが国 最初の日本地図を作り上げた伊能忠敬もこの町の出身です。 記念館では彼の地図とランド サットの撮影地図を重ねて上映していましたが、僅かに列島の傾きが違う程度で当時の科学 水準からすれば見事な出来ばえと感心しました。

制作 湘南太郎


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