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虚空蔵菩薩初護摩供

(こ く ぞ う ぼ さ つ は つ ご ま く)

成就院では、毎年一月十三日に虚空蔵菩薩を
ご開帳し初護摩を修法をいたします。

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この菩薩は『日本三虚空蔵』のうちの一体で大変貴重な仏像であります。
虚空がすべてのものを含蔵するように 無量の福徳と知恵をそなえ、常に人々にこれを与え、願いごとを満足せしめ下さる仏様といわれ、 そのお姿は、金色で容顔麗しく、喜悦の相をなし、宝冠の上に五仏があり、左手には白蓮華を持ち、蓮華の上に 如意宝珠があり、右手は五指を下げ掌を外に向けております。わが国では古くから福徳・知恵を授けられ、求聞持の祈りに 霊験があるとして、この菩薩の信仰が盛んに行われてまいりました。
また、丑年生まれ、寅年生まれの人々のお守り本尊であります。 この菩薩を拝することによって頭脳は明晰となり、過去、現在、未来のあらゆる方向におられる一切の仏様を拝んだのと同じ功徳があると 、仏様の口から約束され疑るべきではないといわれています。一事が万事でこの仏の御利益を数え立てたら際限がありません。 この仏を信ずるものは、この世でも、来世でも救済されることまちがいなしといわれております。
虚空蔵菩薩供

このお寺は、天平時代(聖武天皇の御宇)「行基菩薩」によって、鎌倉十井の一つである星の井戸との因縁により建立されました。
その後 数百年を経て「源頼朝公」もこの菩薩を祟敬し、ご本尊虚空蔵菩薩像を秘仏として三十五年に一度だけ開帳し衆生にそのお姿を拝することができる とされてまいりました。
近代に至り、熱心な信仰者の願望により、毎年一月・五月・九月の十三日に開帳し「護摩供養」をとり行っております。

2005年初護摩供の模様

お参り
信仰者の皆さん
お参りされる方々 信仰者が本堂にあがり法要を待つ

初護摩供は、午前11時と午後2時の二回
行われ、各地から大勢の信仰者が「虚空蔵菩薩像」の
功徳を戴きにこられ、お札を頂いていきます。

法要開始
護摩を焚く
虚空蔵菩薩初護摩供が始まりました 護摩を焚く、赤い炎がだんだん大きくなります

護符を護摩にかざす1
護符を護摩にかざす2
護符を護摩にかざし・・・ 護摩の火はますます大きく・・・

護摩法要は、護摩壇に登られた住職の焚く護摩と、
護摩壇を囲む形で僧侶がお経を唱え
一糸乱れぬ連携で、厳かな雰囲気になりました。

お祈り
お札とり お札
▲本堂前でお参り ▲お札を頂に ▲それぞれ信者のお札
お札 お帰り お帰り
▲信者にお札を ▲お参りが済んで・・・

舟守地蔵 境内の右には「舟守地蔵」も安置され海上安全・大魚満足・身宮安泰・ 海難除・水難除・その他船舶・水に関係した一切の事業に従事しておられる日地人に大きな功徳をお授けになるお地蔵様 として近郷近在の人々に深く祟敬されています。
その昔より願主の心清く精進すれば願い事を数日で成就させていただけるありがたいお地蔵様 とも言い伝えられています。

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