高野山真言宗 準別格本山
(はんじょうざん におういん しょうれんじ)

縁   起


弘仁10年、弘法大師が東国を御巡礼なされた際、鎌倉に止まって十七日間の護摩の秘法を修されたとき、 美しい天女があらわれ護摩の助法や給仕をなされた。
大師は無事修法を終えることができ、そのことを聞かれた天女は一粒の仏舎利を大師に奉りその姿は忽ちのうちにみえなくなってしまった。

その仏舎利を五鈷に納めて、大師はそのまま一夜を過ごし、翌朝眼を覚まされると、側の池には青色の美しい蓮華が咲きほこっていたという。

当寺はその故地に建立された寺であるために、飯盛山青蓮寺の寺名がつけられている。
また青蓮寺のご本尊である「鎖大師」は弘仁7年、高野山金剛峰寺創建にあたり大師自ら等身像一体を作って嵯峨天皇に奉献したものであると伝えられている。

この像はその後、源頼朝が鎌倉幕府を開いた際、鶴ヶ岡十二坊の一院である等覚院に安置されていたが、明治維新の神仏分離を経て、青蓮寺のご本尊として厚い信仰に支えられている。

  • 本尊 木像弘法大師座像
    国重要文化財
    (木造乾漆で玉眼、爪に水晶が使われ、裸のお姿で衣を召しておられる、大変珍しいお像で座高88p)

  • ご本尊の開帳日
    初大師大般若会   1月21日
    鎖大師正御影供大祭   4月21日
    施餓鬼会        8月16日
    納めの大師      12月21日
    除夜の鐘       12月31日午後10時40分より

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