title

最新号
白雲庵の歴史



寺の略史

臨済宗大本山円覚寺の塔頭のひとつである。
円覚寺第十世で暦応3年(1340)10月4日に示寂(じじゃく)した東明恵日(とうみんえにち)禅師の塔所。

正和年間(1312〜16)に退居寮として開創。

禅師は曹洞宗を修めた中国元の高僧で、1309年、時の執権北条貞時の招きで来日し、1310年円覚寺第10世となり、暦応3年当寺にて遷化するまで、建長寺(18世)、寿福寺などの住職を務めた。また、白雲庵学林を形成し、関東五山文学の中心拠点となった。
室町時代末期に臨済宗に転宗。

諸僧が集まり、本山に大きな影響を及ぼした。
暦応3年に寿塔(大明塔)が造られ、塔頭に列した。
東明恵日坐像(準国宝)と南北朝期の本尊宝冠釈迦如来坐像(市重文)を安置し、東明恵日送文を蔵する。大明(卵塔)と雲封亭は境致。

白雲庵の名の由来は、禅師が中国白雲山の住職だったこと、また「白雲抱幽石」という漢詩の一節に因んでいる。

円覚寺には、江戸時代前期には40の塔頭があった。
現在は18寺の塔頭があり、そのうち住職のおられるところは13寺。
白雲庵はその中で最も古い塔頭である。



・・・寺 宝・・・



● 東明恵日坐像
● 本尊 宝冠釈迦如来坐像
  準国宝
  重要文化財  
 1躯
 1躯




白雲庵のTop
白雲庵訪問記
白雲庵写真集

最新号