最新号
鎌倉の散歩道(42)

− 花ハイク・光と風の花堤 −

今回は、全日本年金者組合鎌倉支部の花ハイクに参加させていただき、 平塚の馬入川川畔のコスモス畑を訪ねました。

 今回は少し遠出をして平塚の馬入川畔にあるコスモスがお目当てです。 平塚駅の滅多に下りない海岸側の南口に出てバスで海岸に向かいます。 袖ヶ丘歩道橋でR−134に出て少し戻ります。 松の防砂林がある湘南海岸で下車。 ジョガーやボードを持ったサーファーが行きます。 歩道橋を渡って袖ヶ浜へ。 と、いきなり防砂林の中に入りました。 木道に松葉が落ちてます。 浜に出るとビーチバレーのコートが9面もありました。 2、3のコートでやっています。 ビーチセンターの前ではカップラーメンを食べている女性サーファーも。 浜はデッキボードが敷かれています。 海には一部テトラポットが置かれた所もあり釣り船も多く出てます。

すすき コスモス

 江ノ島の展望台も見えます。 気分のいい海岸です。 防波堤の手前にサーファーが30人ほどが海面に浮いていますが生憎、波はほとんどないです。 浜辺のさんぽ道の案内が立ってますが富士山も伊豆大島も見えませんがパラグライダーが1機飛んでいました。 以前、ニュージーランドのクインズタウンでこれに挑戦しようとしましたが、風が強く飛べませんでした。 通路が防砂柵を乗り越えて砂が堆積しているところが何箇所かありました。 台風18号のせいでしょう。とすると、コスモスは? 子ども連れや犬の散歩をしてる人も。 さっき、港へ向かっていた釣り船の客を乗せた小型トラックが船宿に向かっています。 3台も。 「大漁」という顔ではなかったように思いました。 ここら辺は馬入川と呼んでるようです。 そこを少し入った「庄三郎丸」には「イナダ、本カツオ、メジマグロ」などと書かれています。 さっきの釣り客は「浅八丸」で大きなビクに黄金色をした30cmもありそうなのが数匹、入っていました その先に「シラスうなぎ買受所」の看板の小屋がありました。

ビーチバレー 防砂林

R−134の橋の下を行きます。 ガイドさんによると川幅は広いところで700mあると か。 防波堤から下をのぞくと、釣客用の台上に30人くらいが釣り糸を垂れていました。 こういう台が数箇所ありました。 近くには「つり具屋」さんも。 河から入る港がありました。 須賀港みたいです。看板はありません。この辺は「汽水域」で淡水と海水が混じったところなんでしょうが、「汽」の意味が分かりません。 『大辞泉』には説明されてません。 『広辞苑』には「水蒸気と水」とも。 港内には船が10隻くらいもやっていました。 この港を逆コの字形に回った川の畔に公園があり、松などが植わってます。 入口に「馬入橋水位水質観測所」がありました。 下へ降りると、「平塚湘南潮来」とか。 「相模川八景 湘南潮来と河口」の石碑が建ってます。 「山中湖から発して流程115km」とも。

砂浜 馬入川

 「Wikipedia」には「1199年 相模川に架けた橋を源頼朝が馬で渡ろうとしたところ落馬し、これが頼朝の死去につながったという説があり、以降の相模川は馬入川の別名で呼ばれることになる」とあります。 司馬遼太郎の「街道をゆく」の『三浦半島記』には「頼朝がその橋供養に出たのである。 征夷大将軍たる者が稲毛氏程度の武士の橋供養に出るのは異例のことだったに違いない。 頼朝は義時(の妹が稲毛氏(川崎)に嫁いでいた)のために出 たのである。 彼は政務官たる義時をこよなく大切にしていた。 帰路、頼朝は落馬した。 馬上で気を失ったともいう。 やがて死んだ。

川辺にて 記念碑

 「平塚自慢」には七夕、サッカーの「ベルマーレ」、海辺、農業と漁業、サイクリングロードなどが挙げられているとか。 さらに堤防上を遡行します。 大きな屋形船が係留されています。 クルーザーも。 ウインドサーファが5人。 東海道線が行き来してます。 平塚競輪場が左に見えたところで河川敷に下りました。 馬入水門橋。 前方に大きな平塚アリーナ。 手前にサッカーコートでは練習してます。 「馬入渡しの跡」の石碑と広重の平塚「馬入川渡船」の絵が建ってます。

コスモス コスモス


 河川敷にローンサッカーコートが2面。 前方に工業団地が見えてきました。 ここにある塗料会社には何度か足を運んでいます。  馬入ふれあい公園に到着しました。 予想的中で、コスモスは台風にやられていました。 ここは、春にはポピーとラベンダーが咲くとか。 ポピーやコスモスの摘み取りイベントもあるようですが下旬に予定されていたイベントは中止でしょう。 ここで昼食です。 すぐそばで少年が釣りをしてます。 バケツをのぞくとハゼが数匹入っていました。 対岸はマリーナのようです。 椰子の木が植えられています。  ウオータージェットが激しい動きで水しぶきを上げています。 2時、数曲のコーラスを歌って帰路につきました。 駅横の喫茶店で打ち上げをしました。


ハイクメンバー


花ハイクホームページ

制作:太郎  亜郁

鎌倉の散歩道目次
最新号