鎌倉の散歩道(編集スタッフ : まもる 記)

“衣張山ハイキングコース”



ルート(参考タイム)

鎌倉駅−(10')−鶴岡八幡宮−(10')−大御堂橋−(10')−衣張山入口−
(20')−衣張山頂上

(帰りのコース-1)頂上−(15')−大町6丁目−(20')−安養院−(20')−鎌倉駅

(帰りのコース-2)頂上−(20')−杉本寺−(10')−大塔の宮−−鎌倉駅

(帰りのコース-3)頂上−(10')−巡礼古道−(15')−報国寺−−鎌倉駅。



散歩道の参考地図

今回は、報国寺の裏にある衣張山をご紹介します。

衣張山は標高が120.2メートルで、一寸した登山気分も味わえ頂上からは鎌倉市街を眼下に駿河湾と稲村ガ崎から江の島・富士山までの素晴らしい眺めを満喫できるハイキングコースです。

大御堂橋
八幡宮から金沢八景への道をしばらく行くと、大塔宮に行く道が別れる三叉路が「岐かれ道」の交差点で、その直ぐ先の信号で右手に滑川に掛かる橋が見える。これが大御堂橋でここから右折して橋を渡り田楽逗子の道に入る。
田楽逗子の道・由来

田楽逗子の道
しばらく行くと左手に道標が・右側に石碑のある所に着く。ここが杉本寺から続く道との交差点で、ここを右折し少し人家の間を緩やかに上っていくと、やがて人家が尽きて「平成巡礼道」の小さな標識が左手にある山道に入る。

頂上
頂上まで一気に登る、少しキツイが急がないでゆっくり登ろう。頂上直下で石切り場経由の展望コースと右折して頂上に急登する道に分かれるが、展望コースがお勧め。

衣張山の名前の由来


頂上から富士山が見えた
頂上は饅頭形の広場になっていて小さな五輪塔がある。休日には お弁当を広げている家族連れも多く見かける。
ここからの展望は素晴らしい。鎌倉市街の向こうに相模湾・稲村ガ崎から江の島・富士山まで見える。

鎌倉駅への帰り道は
@ 登ってきた道を戻り杉本寺・大塔宮に出て戻る。
A大町6丁目に下り安養院に出て戻る。
B-1、報国寺に直接下る。
B-2、巡礼古道を通って報国寺に下る。
などのルートがあるが、お勧めなのは巡礼古道を下る道だ。ここでは巡礼古道のルートを辿ることにする。

巡礼古道
この道は、昔観音信仰が盛んだった頃 「坂東観音霊場・札所33ヶ所の第一位“杉本寺”から第二位の“岩殿寺”(逗子)」に通じていた巡礼道で、現在は宅地造成のため途中で中断されてしまったが、わずかに残っている15分程の古道は「庚申塔」と掘られた石板や磨崖仏などがあって、昔の信仰の旅が偲ばれる道である。
観音信仰と磨崖仏の写真

巡礼道は 磨崖仏から急な坂を足元に気をつけながら下りると竹林で有名な報国時のすぐ前に出る。報国寺にお参りし竹林を眺めた後はバスで帰るのも良いし、まだ元気なら杉本寺〜大塔宮〜八幡宮近辺を散策して鎌倉駅まで帰るのも良いだろう。


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