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鎌倉シニア通信特集・・・鎌倉の仲間達 No.70

鎌倉げんきかい


2010年5月21日/5月30日/6月23日取材

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(鎌倉げんきかいの皆さん−鎌人いち場のフリーマーケットで)
鎌倉げんきかいの皆さん

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「鎌倉げんきかい」は、2006年6月ごろ立ち上げました。
鎌倉市社会福祉協議会主催の「男性のためのボランティア講座」を受講した方たちを中心に、何か世の中の役に立つことをしたいと同協議会の手助けを受けながら模索を繰り返し、今の形になったそうです。
活動の目的の一つは、カンボジアで貧しい子供達の識字活動に身を捧げている漆原夫妻を支援すること。
二つ目は、身体障がい者の自立支援のための施設である地域作業所ひがしを援助すること。
鎌倉げんきかいは、この二つの目的のため、フリーマケットで資金集めををする事業を展開していますが、他方、自分たちでもいろいろと遊びを考え夫婦で楽しもうヨ、と様々なことを行っています。

● 鎌倉げんきかいの活動状況

鎌倉げんきかいの主な活動は
  • フリーマケットでのリサイクル品の販売
  • 漆原夫妻の帰国時の激励会
  • 地域作業所ひがしでの海藻はがきの制作支援
  • NPOセンターかまくら市民活動の日フェスティバルにパネル出展
  • 会員が楽しむ各種企画
などです。

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● フリーマーケットに出店

鎌倉にはいくつかのフリーマケットがあります。
鎌倉げんきかいでは、このうち「鎌人いち場(かまんどいちば)」と「鎌倉宮リサイクル市」、「笛田リサイクル市」などに出店しています。

2010年5月に行われた鎌人いち場を取材しました。

鎌人いち場は年に二回(5月と10月)開催されるフリーマーケットです。
場所は由比ヶ浜に面した鎌倉海浜公園で、特徴は、
  • 30以上のNPO団体や行政が、それぞれの活動を野原から発信!
  • 鎌倉市長と市議が、市民から市政への意見を聞くカフェブースを出店!
  • 150以上の物販ブース、
  • 30の飲食ブース、
  • 20のワークショップ、

    ということで、2010年の5月は約230の出店がありました。

    (鎌人いち場の会場)
    鎌人いち場の会場


    鎌倉げんきかいは鎌倉市長のカフェブースの隣で店開きです。

    (鎌倉げんきかいのブース)
    鎌倉げんきかいのブース

    当日、鎌人いち場の開場時間より前に来て自分たちで調達したテントを張り、それぞれ各会員が保管していたリサイクル品を持ち寄り、値札を付けて開場に備えました。

    (リサイクル品を物色するお客1)
    (リサイクル品を物色するお客2)
    リサイクル品を物色するお客  リサイクル品を物色するお客

    リサイクル品の品揃えは当初はかなり苦労したとのことです。
    あまり使わない贈答品を貯めたり、引っ越しをする知人にお願いして不要品を回収したりして次第に品数が増え、現在では、引っ越し情報はあまり苦労しなくても入ってくるようになってきたとのことです。

    むしろ、同じ品物が売れ残り、次回のフリーマーケットまで保管する場所に苦慮する事が多くなったとうれしそうに話している会員もいました。

    (リサイクル品を物色するお客3)
    (リサイクル品を物色するお客4)
    リサイクル品を物色するお客  リサイクル品を物色するお客

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    ● 漆原夫妻の激励会

    漆原夫妻は、2005年よりカンボジアのアンコールワットのあるシェムリアップを中心として、電気も公的交通機関もない田舎村や、トレンサップ湖の水上村や、首都プノンペンのゴミ集積場で子供達の識字教育や日本語教室の運営に携わっています。

    2010年6月、漆原夫妻の帰国に際して、現地活動の報告会をかねて夫妻を激励する会を催しました。

    (漆原夫妻帰国会兼激励会)
    漆原夫妻帰国会兼激励会


    (漆原夫妻帰国会兼激励会2)
    (漆原夫妻帰国会兼激励会3)
    漆原夫妻帰国会兼激励会  漆原夫妻帰国会兼激励会


    漆原隆一、恭子ご夫妻のカンボジアでの活動概要

    漆原隆一さんは横浜雙葉学園(中・高)校長職退任後今から5年ほど前に、ご夫婦でカンボジア・シエムリアップに移住し、子供教育支援プログラムを実施しておられる。

    具体的には
    1. 「小さな奨学金制度」の開設。
      シエムリアップ近郊のオー村において月7ドルの奨学金を現在50人超の子供たちに支給。
      (※カンボジアにも義務教育制度はあるが、教師の給料が安く学校外で有料の補習授業を行い生活費の補てんを行っている。しかし貧困でこの補習授業を受けられない子供たちは授業について行かれず結果的に退学せざるを得なくなっている。これらの子供たちの救済のための奨学金制度である。)
    2. 日本語教室の開設
      オー村において、日本語と日本文化を理解してもらうための教室を開設。 漆原ご夫妻が教師となっている
    3. 音楽教室 オー村において子供たちに楽器(ピアニカ)を使用し音楽の学習。この楽器は全て寄贈によるものである。
    4. 「良い先生の育成」
      プノンクラオム・子供センター(日本カトリック信徒教会支援施設)において献身的に先生役を務めるカンボジア女性2名に対して夜間大学授業料の援助を行っている。
    5. オー村の生活改善
      • 発電機の寄贈
        オー村には電気も通っておらず、日没後の授業は不可能でやむなく自動車のライトを頼りに授業を行っていた。
      • 正月の集い、バザーの開催などなど
        オー村では村人の娯楽が少なくこのような行事も珍しく村中の老若男女が集まったそうだ。
    これらの資金は漆原さんの個人的な私財と、志に協賛する篤志家による寄付で成り立っている。
    これら現地の報告を毎月1回「通信」として送られてくる。

    鎌倉げんきかいも漆原さんの志に賛同し、支援を続けている由。

    以下の写真は、漆原夫妻の帰朝報告会からお借りした現地の写真集です。

    (小さな奨学金授与式1)
    (小さな奨学金授与式2)
    (バザー風景)
    小さな奨学金授与式1   小さな奨学金授与式2   バザー風景

    (正月の集い)
    (音楽クラス1)
    (音楽クラス2)
    正月の集い   音楽クラス1   音楽クラス2



    鎌倉げんきかいでは同氏(同夫妻)を支援する形で、2008年にはカンボジアを訪問して「カンボジアの教育支援体験学習ツアー」を実施したそうですが、漆原氏の帰国に際しては毎年激励会を催し、フリーマーケットの収益金の一部を寄付しているそうです。

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    ● 地域作業所ひがしの支援


    (海藻絵葉書)
    海藻絵葉書

    鎌倉市腰越にある「地域作業所ひがし」は、身体障がい者の自立支援のための施設です。

    鎌倉げんきかいはこの施設の支援のため、エコはがき(海藻を使って作った絵葉書)を同施設の人たちと共に制作し、同絵葉書を各フリーマーケットで販売し、また各フリーマーケットの収益金を同施設に寄付しています。

    (地域作業所ひがしでの作業1)
    (地域作業所ひがしでの作業2)
    地域作業所ひがしでの作業  地域作業所ひがしでの作業

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    ● 会員同士の懇親

    鎌倉げんきかいでは、会員の懇親のためいろいろの遊びを企画実行しています。

    例えば、恒例の鎌倉花火の際には、奥様同伴で花火見物をした後懇親会を開いたり、会員の一人が鎌倉ガイド協会のガイドをつとめているのでガイド協会のウオーキングに参加した後懇親会を開いたり、ともかくいろいろの企画があるそうです。

    (漆原氏を囲む懇親会)
    (ヴッダ氏来日歓迎会)
    (鎌倉谷戸めぐりウオーキング)
    漆原氏を囲む懇親会   ヴッダ氏来日歓迎会   鎌倉谷戸めぐりウオーキング

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    ● 会務など

    会の代表や連絡先
    • 代 表:深尾さん 電話:0467-22-7494
    • 会 費:無し
    • 会員数:13名
    • 鎌倉げんきかいのホームページ: ホームページ

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    制作:ひろさん

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