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鎌倉シニア通信特集・・・鎌倉の仲間達 No.63

民舞 鎌倉なでしこ会


2009年2月2日/2月9日/3月11日取材

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(鎌倉なでしこ会)
鎌倉なでしこ会のみなさん

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民舞の鎌倉なでしこ会は平成10年ごろ、鎌倉市の名越やすらぎセンターを拠点として発足しました。
指導の先生が平成18年に房静流の仁井田先生にかわり、当時新舞踊部という名称を「鎌倉なでしこ会」に変更しました。
また、会員の中には房静流の名取が二人いらっしゃって会員の先頭に立って仁井田先生をアシストしています。

なお、名越やすらぎセンターは鎌倉市社会福祉協議会の運営する高齢者福祉施設で、鎌倉市役所から無料送迎バスが運行されています。



● 鎌倉なでしこ会の活動状況

第一、第二、第三月曜日の午後1時30分〜3時30分、鎌倉市名越やすらぎセンターで練習します。

年間スケジュール
  •  7月 鎌倉市福祉センター 独居老人誕生会で公演
  •  9月 名越やすらぎセンター敬老の日フェスティバルで公演
  •  10月 ゆめクラブ鎌倉芸能大会で公演
  •  1月 新年会

● 鎌倉なでしこ会の練習風景

練習時間は1時30分〜3時30分ですが、早めに来た会員たちがテーブルに座り雑談をしたり、会費の授受をし始めます。

取材日の2009年2月の練習は鎌倉音頭の練習から始まりました。

この鎌倉音頭は、鎌倉を代表する作家だった久米正雄作詞、町田嘉章作曲の曲ですが、昨年、仁井田先生の属する房静流を主宰する房静流二代目 須藤房静宗家が振り付けを行って発表したことにより、鎌倉なでしこ会の主要演目にしようと皆さん張り切って練習に取り組んでいました。

(鎌倉音頭の練習1)
(鎌倉音頭の練習2)
鎌倉音頭の練習1  鎌倉音頭の練習2

(鎌倉音頭の練習3)
鎌倉音頭の練習3


ひとしきり踊りの練習に励んだ後は休憩です。

皆さん持ち寄りのお茶菓子をつまみながらひとしきり話に花が咲きます。

(休憩時間の鎌倉なでしこ会の皆さん)
休憩時間の鎌倉なでしこ会の皆さん


さて、練習の後半は、今年力を入れるというもう一曲の練習曲です。
曲の名は「寒梅の詩」。

(寒梅の詩1)
(寒梅の詩2)
寒梅の詩1  寒梅の詩2

(寒梅の詩3)
寒梅の詩3



● 鎌倉なでしこ会のレパートリー

鎌倉なでしこ会の主なレパートリーは以下の曲です。


  • りんご節 (青森県)
  • 花笠音頭 (山形県)
  • さんさしぐれ (宮城県)
  • 相馬盆歌 (福島県)
  • トコセ  (岐阜県)
  • 勝浦節 (和歌山県)
  • 下津井節 (岡山県)
  • 隠岐磯節 (島根県)
  • 岳の新太郎さん (佐賀県)
  • 鎌倉盆唄
  • 鎌倉音頭
  • 倉出し祝いの唄

  • 寒梅の詩
  • 花火音頭
  • 日本全国おはやし音頭
  • ありがとう音頭
  • ご祝儀音頭
  • ごちそう賛

    (以上順不同)

  • ● 仁井田先生のモットー

    指導している仁井田先生に踊りを指導する際のモットーを伺いました
    • 踊りは心の表現だから手足の先々まで気を配った清潔な踊りを心がけてもらう
    • 基本に忠実になってもらう
      特に 扇子の扱い方、扇子の持ち方、手や足の運び方、首の動かし方など細かいことが大切
    • 初心者も楽しく学んでもらう
    踊りの効用は
    • 和服の着付けが自然と上達して着崩れしないようなる
    • 踊りは立ち居振る舞いに通じるので動作が優雅になる
    • 自然に仲間が出来るのでお付き合いの幅が広がる
    • 踊りは健康に良く、元気に長寿を保つ
    等だそうです。

    「関心のある方の見学をお待ちしています」とのことです。
    (指導する仁井田先生)

    指導する仁井田先生


    ● 会務など

    会の代表や連絡先
    • 代表:飯島 静 電話:0467-22-9186
    • 会費:1000円(月額)
    • 会員数:10名

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    房静流 仁井田房久初先生のプロフィール

    房静流は昭和33年(1958年)神奈川県横須賀市衣笠で須藤房静によって創設されたそうです。
    平成20年(2008年)に五十周年記念を迎えました。

    仁井田房久初先生は昭和50年に房静流の教授 中村房初先生に入門し指導を受けました。
    中村先生は長年にわたって多くの弟子を指導しました。
    仁井田先生は途中から須藤房静宗家の直弟子になり、平成10年に教授に認許されました。

    房静流は現在二代目 須藤房静宗家が跡を継いでいるそうです。


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    制作:ひろさん

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