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鎌倉シニア通信特集・・・鎌倉の仲間達 No.57

(NPO法人) かまくら地域介護支援機構

(取材:2008年2月7日、3月10日)

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かまくら地域介護支援機構は1999年11月に設立され、2002年にNPO法人として認証されました。

同機構は、2000年(平成12年)に始まった介護保険制度のサービスを、利用者が快適に利用するため、サービス利用者、介護サービス提供事業者、保険者である鎌倉市が協働で立ち上げました。

同機構の主な目的は、

  • 情報提供の充実
  • 介護サービスの質の確保や向上
  • 介護サービス提供事業者などの相互の連携
  • 苦情への対応や利用者の意見を制度へ反映させる

    などで、多彩な活動をしています。

    かまくら地域介護支援機構のホームページ

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    ■ かまくら地域介護支援機構の会員と組織

    会員

    かまくら地域介護支援機構の会員は
    • 個人正会員: 24名
    • 団体正会員: 72団体
    • 合    計:  96

    • 個人賛助会員: 20名
    • 団体賛助会員:  7団体
    • 合    計:  27 だそうです。
       (平成20年1月現在)

    組織

    かまくら地域介護支援機構の組織は通常のNPO団体と同じように、正会員の総会と理事会および事務局から構成されていますが、特徴は各種委員会の活動の活発なことと、各種の連絡会を頻繁に開催することです。

    主な委員会は
    • サービス評価委員会
    • 情報提供委員会   『輝く介護』の発行   『介護さーびす・なび鎌倉』改訂版発行
            『医療と介護の地域情報なび かまくら』発行
    • 研修・企画委員会
    • 福祉資源ネット推進委員会
    • 医療と福祉の地域ケアシステム検討委員会
    主な連絡会や相談室の運営は
    • 鎌倉ケアマネ連絡会
    • 事業者情報交換会
      (市内居宅介護支援事業者、訪問介護事業者、通所介護事業者、移送サービスサービス事業者、ボランティア支援機関、介護保険施設などが参加)
    • かまくら医療と福祉のネットワーク会議
    • 医療関係者とケアマネとの連絡調整会議
    • 苦情相談室の運営
    等があります。

    その他の主な事業は
    • 市民公開講座
    • 地域福祉人材養成講座
    • 市民フォーラム
    の開催などがあります。

    ■ 情報提供委員会の様子

    情報提供委員会の委員の数は7名で、年に9〜10回ほど委員会が開催されます。
    委員会では主に
    • 「介護さーびす・なび」の発行
    • 「地域情報なび」の発行             
    • 「輝く介護」の発行
    • ホームページの維持
    等について話し合いが行われます。

    (情報提供委員会の様子)
    情報提供委員会の様子



    ■ 「医療と介護の地域情報なび かまくら」の発行と頒布

    医療と介護の地域情報なび かまくら かまくら地域介護支援機構では、高齢者の暮らしをサポートするため、医療機関や福祉施設、利用可能なサービスなどを各地区(鎌倉地区、腰越地区、深沢地区、大船地区、玉縄地区と市内全域)ごとにわかりやすくまとめ、A4版50ページの「医療と介護の地域情報なび かまくら」を発行しました。

    主な内容は
    • 地域包括支援センター
    • 在宅介護支援センター
    • 通所サービス
    • 介護老人福祉施設、介護老人保健施設
    • 療養型病床群
    • その他のサービス
    • 病院等医療機関
    • 歯科診療所
    • 薬局
    • 鍼灸マッサージ
    • その他の情報

    従来は各事業所や各機関への配付だけでしたが、この改訂版は一般の方への頒布(頒布価格1冊500円)もしています。
    介護サービスを利用する人には、より役に立つ情報が満載で、介護の基本情報や介護の疑問に答えるコラムも加わっています。

    ※お取り扱いは、かまくら地域介護支援機構、NPOセンター鎌倉、NPOセンター大船、その他一部書店などです。

    ■ 「輝く介護」の編集と発行

    また、かまくら地域介護支援機構では、「輝く介護」を年間3回発行しています。

    この「輝く介護」発行の主な内容は

    そのときどきのトピックス、例えば
  • 後期高齢者医療と介護保険の連携(第14号)
  • 「小規模多機能型居宅介護」を知ろう(第13号)
      の解説や、
  • 市内の介護保険施設の紹介
  • かまくら地域介護支援機構の活動報告

    などで、一般の方も下記のような場所で入手可能です(無料配布)。

    鎌倉市役所・各行政センター・レイウエル鎌倉・鎌倉市生涯学習センター・NPOセンター・市内の病院・老人介護保険事業者ほか。

    (輝く介護 第14号)
    (輝く介護 第13号)
    輝く介護 第14号  輝く介護 第13号


    ■ 市民公開講座と市民フォーラム

    かまくら地域介護支援機構では、毎年公開講座や市民フォーラムを開催しています。

    市民公開講座は、医療や健康などのテーマを、わかりやすく解説する講座で、毎年多くの市民の参加者があり好評です。

    過去の公開講座のテーマ
    • 現代医学の忘れ物(平成18年度)
    • 元気で生き生き ぴんぴんころり(平成17年度)
    • いざという時のショートステイ(平成16年度)
    (平成18年度の公開講座の様子)
    (平成17年度の公開講座の様子)
    平成18年度の公開講座の様子  平成17年度の公開講座の様子


    平成19年度の市民フォーラムは平成20年3月9日(日曜日)、鎌倉生涯学習センターで開催されました。

    「終わりよければすべてよし」〜映画とトークの集い〜
    と題したフォーラムには224名の市民が参加しました。

    この映画と、このフォーラムの問いかけているテーマは、永年住み慣れた地域で安心して死を迎えるにはどうしたらよいか?を考えることでした。
    トークは、映画監督の羽田澄子さん、医師の湯浅章平さん、同機構の理事長の樽井彰子さんの方々でした。

    (市民フォーラムの受付)
    (市民フォーラムの会場の様子)
    市民フォーラムの受付  市民フォーラムの会場の様子

    (フォーラムのポスター)
    フォーラムのポスター



    ■ 事務局の仕事

    このように多くの仕事をこなしているのは事務局スタッフです。
    事務局スタッフは4人ですが、毎日常勤型ではなく、各人が決められた曜日の決められた時間に勤務する形態なので、その日の出来事の引き継ぎが大変なのだそうです。

    (事務局スタッフのみなさん)
    事務局スタッフ



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    かまくら地域介護支援機構
    • 連絡事務所 鎌倉市台2-8-1 台在宅福祉サービスセンター内
    • 電話:0467-46-0788 Fax:0467-46-0059
    • Mail:jimu@kamashien.com


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    制作:ひろさん

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