・・・鎌倉シニア通信特集・・・
鎌倉の仲間達 No.25
男性料理教室 「旬の会」

2004年7月4日(イベント)/17日(月例会)
鎌倉青少年会館(フレンドリー鎌倉)に於いて取材



男性料理教室「旬の会」は料理の知識と技能の修得を通じて、会員相互の親睦をはかっている。 月例会開催は、今回が第40回目である。 家庭料理が中心であるが、年に一度は家族や友人を招いて、おもてなし料理も作っている。

また、鎌倉市の青少年育成活動への参加を通じて、地域社会との交流を深めることに努めている。 今年度は「カレーを食べて団扇を作ろう!」の催しが実施され、市内の小学校9校から16名の児童が参加した。 これまでに「竹トンボ」、「水鉄砲」、「紙漉き」を実施している。
「旬の会」イベント写真集

本日の献立はイタリア料理。
会員の皆さん、頭巾とエプロンの凛とした姿に着替えて手を洗い、食材の区分けなどを手伝います。
先生がオリーブオイルの歴史と効用を説明されて講義は始まりました。 イタリア料理のベ−スとして使われているのは、主にトマト(赤)、にんにく(白)、オリーブ(緑)です。 (なんとイタリアの国旗と同じ配色である!)
旬の食材であるトマト、セロリ、パセリ、ズッキ−ニ、ナス、ピ−マンなど新鮮で色鮮やかな野菜が用意されました。

第40回テキスト 今日の食材 レシピの説明
第40回テキスト
今日の食材
レシピの説明

パワフルな南斉先生からテキパキと調理方法の指導を受けています
調理方法の指導
 
いよいよ会員の料理実習が始まりました。 本日のレシピは、トマトのスパゲッティたこのマスタードソース添えカポナータです。

時間が経つに連れて、皆さんの得意分野がいろいろと如実に出てきます。
先ず包丁もって切る人(回りは水だらけ・・・)
回りをせっせと片付けてスムースに事を運んでいる人(段取りが頭に入っている!)
皆の様子を見て段取りを確かめているばかりの人・・・等など。

先生は駆け回って丁寧なアドバイスと注意(切り方、お玉でかき混ぜない事など)、 3つの料理の段取りと調理台の整理・整頓が作業する上で重要であることなどを次々と指導。 二人の助手の方もアドバイスとサポートに大忙しです。



トマトのスパゲッティ(冷たいパスタ)

トマトは熱湯に7〜8秒つけ、すぐ冷水に浸して皮を剥きます。
パスタをアルデンテ(歯ごたえのある)状態に茹で、水と氷で冷やします。、

トマトを熱湯に アルデンテのパスタ パスタ盛り付け
トマトを熱湯に
アルデンテのパスタを冷やす
パスタ盛り付け

たこのマスタードソース添え

イタリア南部の港町ナポリの名物です。 たこの足を薄く切る調理は、経験有無により見栄えの差が出てくるようです。

まさに男の料理です! マスタードソースを添えて 出来上がりは完璧です!
まさに男の料理です!
マスタードソースを添えて
出来上がりは完璧です!

カポナータ(イタリア版夏野菜の煮込み)

シチリア地方の代表的料理です。 スタッフも二箇所で味見をさせて頂きました・・・違う味でしたがとても美味しかったです。
盛りつけの手つきも鮮やかに・・・。

カラフルな野菜を煮込みます 皆で味見をします タップリ盛り付けます
カラフルな野菜を煮込みます
皆で味見をします
タップリ盛り付けます

約2時間程の奮闘で、見事な作品に仕上がりました。 ワインも出て、みんな揃って試食が始まりました。
スタッフの感想ですが・・・美味しいけどボリュームがすご〜い!

作品:トマトのスパゲッティ 作品:カポナータ
作品:トマトのスパゲッティ
作品:カポナータ

会員の皆さんの近況報告などもあって試食を終わり、食後の後片付けと掃除に掛かります。 料理をするからには、後片付けも大事な作業であると指導されていました。



・・・ 会員のお話(インタビュー)から ・・・

発足当初からの会員
材料費も安い家庭料理なのでレパートリーが幾つかでき、お孫サンにも評判が良いそうです。 かぼちゃのスープは何度も作ったとか。
入会して2年になる会員
美味しい物を自分で作ってみたくて入会しました。家内は台所に一緒に立つだけでも大喜びです。
家ではなにも作らないと言う会員の方々
以外に多かったのですが、料理教室への参加はご家族から大歓迎されているそうです。・・・生き生きとしたお顔や行動を見る限り、お家でも料理されると大いに喜ばれるのではないかと思いました。
 「旬の会」の概要

高齢化社会に向けての自主自活の生活を目指し、料理の知識と技能の修得に努め、会員相互の親睦をはかっている。 また、鎌倉市の青少年育成活動への参加を通じて、地域社会との交流を深めることを目的としている。

 活動日: 毎月第3土曜日(原則として)
       及び年2回程度の青少年育成活動
 場  所: 鎌倉青少年会館(フレンドリー鎌倉)・2階厨房
 講  師: 南斉あき先生
 会  費: 1,500円/月(6ヶ月分前納)
 材料費: 1,000円/回
 事務費: 600円/年(1年分前納)
 会員数: 定員25名

「旬の会」へのお問い合せ
・・・会員若干名募集中・・・
 TEL: 0467-25-3283(会長:守屋一彦)


編集後記

  • 男性の料理教室への参加意図は、実習内容を拝見して良く判りました。 食材を料理加工することにより、「見栄え、味覚」が大きく変化する点が素晴らしいのでしょう。
  • 食事は短時間で終了するが、料理が出来るまでの食材の加工、手順、調味料の投入等をバランス良く進めることがポイントのようです。 料理する食材と料理後のイメ−ジを創造することが料理教室の醍醐味と思います。
  • 「旬の会」の「カレーを食べて団扇を作ろう!」の催しを取材担当したスタッフです。青少年育成活動への参加の意義に共鳴し、新規入会してしまいました。宜しくお願いします。
( 制作:ハイランド 取材:りんさん、りんでん、太郎 )



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