・・・鎌倉シニア通信特集・・・
鎌倉の仲間達 No.8
湘南吟詠会・常和教場

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2002年6月4日取材
「鎌倉の仲間」紹介の第8弾
湘南吟詠会・常和教場
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湘南吟詠会・常和教場(略称・吟詠会)
は設立25年になる団体で、
現在の会員数は19人とのことです。

第16回鎌倉市詩吟詩舞大会
(第16回鎌倉市詩吟詩舞連盟大会・レイウエル鎌倉)

6月4日、深沢生涯学習センタ−での
詩吟の会「常和教場」にお邪魔しました。

この日はサッカーのワールドカップの日本−ベルギ−戦
がある日で、参加者は少ないということでしたが、
11人の方が集まっており、先生が見える
までの間、あれこれお話を伺いました。

(練習風景1)
(練習風景2)
練習風景1 練習風景2


本会は(社)日本詩吟学院岳風会傘下の
湘南吟詠会(39教場,300人)の一教場で、
升水岳森氏を先生として、会員は19人。
25年程前、手広で発足したのが今日に至っています。
上部の岳風会には全国10万人の会員を擁しています。

(練習風景3)
(練習風景4)
練習風景3 練習風景4


練習は月3回で、1回約2時間。

日頃の練習の成果は、鎌倉市をはじめ、湘南地区、県、全国規模
での発表の場があり、この日も、先生から
昇段試験の申し込みなどについての話が出ていました。

段位に応じて、名に「泉」「山」「風」「岳」
などが付されるという。

吟じるのは多彩で、会員が持っている数冊の教則本の中で、
「朗詠集」には短歌、長歌、俳句、新体詩等もでていました。

升水岳森先生の講義 先生が登場し、少しお話があって後、練習に入りました。
先ずは、頼山陽の「母を奉じて嵐山に遊ぶ」でした。
先生が一区切り吟じ、会員がその後、吟じます。

先生は時折、音合わせの「コンダクタ−」を使い吟じます。
生徒さんは皆さん、テ−プレコ−ダ−を持参で取り込み、本に調子の記号などを記していて、熱心な様子がよく分かりました。

その後、新井白石の詩歌「春日の作」の練習に入りました。

楊 柳 花 飛 江 水 流 王 孫 草 色 遍 2芳 洲1
金 罍 美 酒 葡 萄 緑 不~2青 春 1 ~~
(新井白石 「春日の作」)

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吟詠会では、毎回、練習の後、一部有志がいっぱいやって会員の親交を深めています。
また、年に一回、バーベキュー大会などで屋外に出て、交流しながら発声練習をしたりするそうです。
(バーベキュー大会・葛原ヶ岡神社境内)
バーベキュー大会での発声練習



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 記者の高校時代、漢文の教師が詩吟が好きで、
授業の最後はいつも漢詩をうなっていました。

その影響で、幾つかの漢詩をそらんじ、
成人学校に通ったこともありましたので、
生徒の皆さんに小声で唱和させてもらいました。

たまには「臍下丹田」力を込めて詠じたいと思いました。

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吟詠会へのお問い合わせは
下記にお願いいたします。

羽太 正治
(祥岳)
〒 248-0036
鎌倉市手広1214−2
電話 0467-31-3258

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取材:亜郁、高山、ひろさん
制作:亜郁、

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