最新号

鎌倉の仲間達 No.19
ボランティア

鎌倉を楽しくする会

2003年6月8日、9月13日の2回取材


清掃の成果
▲光明寺の歴代住職ご霊廟清掃後の会員

鎌倉を楽しくする会とは・・・

モットー: 鎌倉の歴史を背にしてボランティア

鎌倉を綺麗に保つため、行動するボランティアを目指し
1997年10月に発足したNPO団体

鎌倉文化を正しく理解するため、神社・寺院などで
生のお話を聞き、楽しんでいる
同時に、まちを綺麗に保つため、散乱ゴミを拾いを
継続して行なっている

活動は、月1回、日曜日の午前中

問合せ先: 伊藤泰三郎
Fax番号: 0467−47−4770
電話番号: 070−5592−8615


★2003年6月8日: 光明寺の清掃★


9時半に総門前に集合したのは、33名
開会の挨拶と説明の後、二班に分かれて清掃を開始
天照山の歴代住職のご霊廟と境内の墓地周辺の草取りと清掃をする

よいお天気に恵まれて、みなさんと一緒に気持ちのよい汗を流した
本日の成果は雑草、落ち葉などの大袋24個だった。

境内墓所の清掃 歴代住職の霊廟の清掃
境内墓所の清掃歴代住職の霊廟の清掃

清掃後、開山堂にて教務部長:阿川文叡上人の法話を拝聴する
「布施」とは見返りを求めない供養のこと、など
興味深く、人の道の教えを聞かせていただく

法話をされる上人 法話を拝聴する会員
法話をされる上人法話を拝聴する会員

12時からは客殿で、記主庭園を眺めながら精進料理のお昼をいただく
光明寺のご好意で普段より低料金のものを用意していただいた

食後、希望者は山門と内藤家の墓所を見学させていただく。

精進料理をいただく会員 内藤家の墓所を見学
精進料理をいただく会員内藤家の墓所を見学


★2003年9月13日: 雲頂庵と成福寺★


8時50分、雲頂庵山門下に集合したのは、35名
開会の挨拶と説明の後、階段を上り雲頂庵を訪問
山の上の「望岳殿」前で檀家の会員の説明を聞く。
その後、ご住職の法話を拝聴。緑の保存の苦労を説かれた。

望岳殿へのぼる 雲頂庵ご住職の法話
望岳殿下から北鎌倉を見晴らす雲頂庵ご住職の法話を拝聴

10時半すぎ、次の予定地成福寺へ移動し、ご住職の法話を拝聴。
移動の道々、ゴミを拾い集める。

参考: 成福寺のページへ

成福寺ご住職の法話 移動中のゴミ拾い
成福寺ご住職の法話移動中のゴミ拾い

当初の予定では、この後常楽寺で清掃をすることになっていたが、
法話が終った時点でお昼になったので予定変更。
昼食所「やま美」まで移動しながらゴミ拾い。
この日の成果はゴミ袋1袋だったが、中身は充実していた。

食後、次回の予定などの連絡をして解散。

この日の成果 「やま美」で昼食
この日の成果「やま美」で昼食

例会への参加は原則的に自由だが
今回のようにお昼をいただくときは事前に予約が必要



「鎌倉を楽しくする会」の活動の形

今回、たまたま取材した会の活動はお寺の清掃がつづいたが
神社仏閣をはじめ、河川流域、線路沿い、道路沿い、
漁港など、鎌倉のあらゆるところに分布している
名所旧跡、史跡の周辺を清掃する

そして労働ばかりでなく、お楽しみもちゃんと用意されている
  •  バードウォッチング
  •  歴史を勉強する
  •  昼食会
  •  美術館訪問
  •  ダーツ大会
  • などなど、ユニークなイベントを同時に行うのが特徴だ

    「鎌倉を楽しくする会」HPへ


    編集後記

    • 道を歩いていると、こんなところにまで、と思われる場所にゴミが捨てられている.
      神社仏閣の境内、民家の垣根の隙間、道路の端、海岸、果ては面白半分か、樹の枝に空き缶がかけてあったりする・・・
    • 出先などでは気にはなってもなかなか処理することができないものだが、歴史の舞台ともなった鎌倉にはふさわしくない光景を、常々恥ずかしく思っていた.
    • 労働で汗をかき、美しくなった鎌倉を誇らしく思い、しかも楽しみながらできるのは、すばらしいことだ.
    • 市民が気持ちよく暮らし、観光客が綺麗な鎌倉を楽しめるように、これからもがんばって欲しいと思う.
    • 理想的には、この会のすることがなくなるような街になればいいのだが・・・.
    (制作:かぼちゃ 取材:リンデン、かぼちゃ)



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