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鎌倉・あの店・この逸品(31)

鎌倉とろろ茶屋

(住所:鎌倉市雪ノ下4−1−7/電話:0467-24-9934)
(取材:2006年5月23日)


創業以来のすり鉢、スリコギは2代目

(すり鉢は創業以来、スリコギは2代目・新品の半分まで使い込んだ)

鎌倉とろろ茶屋は、鎌倉唯一のとろろ専門店です。
場所は鶴岡八幡宮の東側で、バス停「大学前」下車、横浜国大附属小中学校入り口前です。
創業は平成3年ですから、今年で15年目のお店です。



● そばとろ定食 1,400円

そばとろ定食  
  • むぎとろ
  • そば
  • 茶碗蒸し
  • 小鉢(ひじきの煮付)
  • 山芋千切り梅肉和
  • 香の物
むぎとろの麦飯は白米6に押し麦4の割合。 のどごしが良い。
そばは山形産の山芋入り乾麺を使うとのこと。
これものどごしが良い。
山芋の千切りに梅肉が良くマッチした。


● むぎとろ定食 1,300円

むぎとろ定食  
  • むぎとろ
  • 茶碗蒸し
  • 小鉢(ひじきの煮付)
  • 山芋千切り梅肉和
  • 味噌汁
  • 香の物
むぎとろの麦飯は白米6に押し麦4の比率。
そばとろ定食のそば抜きバージョンで、そばの替わりに味噌汁がつく。


● 茶そばとろ 1,000円

茶そばとろ  
  • 茶そば
  • とろろ汁
  • 茶碗蒸し
緑色の彩りの良い茶そばは奈良県産。


このほかのメニューは以下をクリック。

● 店の様子

入口
 
店内の様子
(入口)
(店内の様子)

鎌倉とろろ茶屋は県道に面している。
店に入ると、正面がカウンターで5席ほど。
テーブル席は3卓で各4席。

正面の壁には有名人の色紙が飾ってあった。
中で懐かしい名前は直木賞作家の胡桃沢耕史。「翔んでる警視」、「翔んでる警視正」などを全巻読んだ思い出がどっと蘇る。
近くに住んでいて、奥様ともども良くお見えになったとか・・・。


● 山芋のこだわり、だし汁のこだわり

すり鉢 鎌倉とろろ茶屋は現オーナーとお父さんの2人で創業した。

お父さんは浅草・駒形の「むぎとろ」の板前で、鎌倉に店を開くときにこの名前を付けた。

創業以来使っているというすり鉢を見せてもらった。
一尺三寸(約40センチ)という重い物で、すりこぎは2代目。
すりこぎは元の長さの半分ほどに減っていた。15年で1本半使った勘定になる。

とろろ用には、山芋を4種類使うという。
  • 大和芋(千葉県産)
  • 自然薯(栃木県那須地方産)
  • 丹波山の芋(兵庫県丹波地方産)
  • 滋養丸(茨城県産)

    揚げ物用には上記の滋養丸(茨城県産)を使うとのこと。

    千切りに使う長芋は青森県産とのこと。

    だし汁にも工夫がある。

    基本だしは、
  • 利尻昆布
  • 鰹節(厚削り・花鰹)
  • ソーダガツオ
    を使うとのこと。それ以外は企業秘密。

    ● 休日・営業時間など

    年中無休(ただし臨時休業あり)
    午前11:00〜16:00(オーダーストップ)





    とろろ茶屋周辺地図

    (制作:ひろさん 協力:亜郁、りんでん)

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