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鎌倉・あの店・この逸品(30)

福来鳥

(住所:鎌倉市佐助1−13−13/電話:0467-22-1377)
(取材:2006年3月29日)


ふろふき大根

(ふろふき大根)

大根料理福来鳥は、 鎌倉駅から鎌倉市役所脇を抜けて鎌倉市常盤に至る道路を佐助稲荷がわにおれた、法務局裏手の山裾にあります。
創業は平成10年5月ですから、今年で8年目です。


■ 昼のメニュー


昼のメニューは2品
  • ほのぼの御膳
  • 1、890円

  • 福だいこんご膳
  • 1、365円


    ちょっとビールを飲みたい人は
  • スープセット
  • 1、050円


    ティータイムには
  • ティーセット
  • 735円

  • ワイン煮大根とアイスクリーム
  • 525円



    なお、夜の予約は予算やお好みで創作料理をつくってくれるとのことです。



    ■ ほのぼのご膳(内容は季節によって異なる場合があるそうです)

    季節のサラダ   ふろふき大根   大根ラスク・3人分
    (季節のサラダ)   (ふろふき大根)   (大根のラスク(写真は3人分)

    アジの酢締め・福つくね、ザSoup大根・季節のごはん他   大根ゼリー  
    (アジの酢締め・福つくね・ザ Soup大根・季節のごはん等)   (大根ゼリー)  


    ■ 福だいこんご膳(内容は季節によって異なる場合があるそうです)

    福だいこんご膳


      福だいこんご膳 1、365円

    大根のラスク
    季節のサラダ
    ふろふき大根
    ザ・Soup大根
    福つくね
    季節のごはん
    香の物

    ■ スープセット

    スープセット
      スープセット 1、050円

    大根のラスク
    季節のサラダ
    ザ・Soup大根


    ■ お店の様子

    法務局の裏の細い道を歩くと民家風な家があり、数段の階段を上がりますと福来鳥の玄関があります。
    入ると、正面が座敷で、左手にテーブル席があります。
    座敷は20名ほどが会食できるひろさです。
    テーブル席はテーブルが5つで、ここも約15〜16人ほどが食事をすることが出来ます。
    テーブルの色は朱色で、福来鳥のテーマカラーでしょうか?。

    玄関を入ったところにオーナー手作りの人形販売コーナーがあり、テーブル席の中央に大根関連食品の販売テーブルがあります。

    オーナーは知る人ぞ知る人形作家で、アトリエ「赤い虫の館」でCMの人形教室、個展等の活動をしていました。
    人形販売コーナーの人気は何と言っても福来鳥\525です。
    福来鳥は、雨のしずくから創った鳥のねんど人形で背中にそれぞれ「愛」「福」「健」の文字が入っています。

    福来鳥外観
     
    福来鳥の販売\525
     
    客席の様子
    (福来鳥外観)
    (福来鳥の販売\525)
    (テーブル席)

    座敷席の方は、入ると桜の屏風に圧倒されます。
    ご主人が画家で、この部屋のために描いた大屏風や桜の小品が所狭しと並んでいます。桜の花たちに囲まれて食事をするのも一興でしょうか?予約が絶えないとのことです。

    桜の屏風
     
    桜の絵
    (桜の屏風)
    (桜の小品)

    ■ 「福来鳥」のいわれと大根へのこだわり

    「福来鳥」のいわれは、20年前に遡ります。
    『画家のご主人と人形作家のオーナーが、窓ガラスについた雨のしずくを見ているうちに、天から福が降りてくる鳥に見えた。』ことに由来するそうです。

    販売コーナーにある福来鳥は、「一つの願いを福来鳥に運ぶように頼み、家の西側に置き、顔が南の方向を見るように「福来る鳥」を置いて下さい」。

    大根は「祝膳には大根が欠かせない」と言われている程縁起の良い野菜で、 また、大きく根を張るという字も気に入って大根料理の創作を始めたそうです。

    大根は日本人のだれでもが知っている。どんな人にでも愛される大根のそんな店でありたいそうです。

    さらには、この店がある佐助ケ谷には、800ほど前、源十郎弥十郎が助けた小ぎつねからもらった大根の種を植えた地との言い伝えもあり大根と縁の深い土地柄です。

    大根は主に三浦産ですが、 三浦で大根が採れない時期は群馬県、青森県、北海道にも頼んでいるとのことで、 オーナーに大根の話を伺っていると蘊蓄の種は尽きませんでした。



    福来鳥のホームページ


    福来鳥周辺地図

    (制作:ひろさん/亜郁、協力:りんでん)

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