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鎌倉あの店この逸品(味処)・番外

大船中央病院の入院食

何かと雑用が多いさなか、内痔核の切除のため入院した。
入院した日の夕方手術室に入り、1時間足らずで手術は終わった。
腰椎麻酔はその日の日付が変わる頃醒め、翌朝から普通食が与えられた。
所在ないまま、痛い尻をかかえ、退院までの数日の病院食を全てカメラに納めた。
以下はその感想。ただしこの食事どころは、予約しても通常の人は味わえない。

○ 手術後第1日目

朝食

1日目朝食はパン 第1日目の朝食はバナナとクロワッサン。

バナナを毎朝の常食としている人も多いので大歓迎だった。
前々日の夜から下剤をかけ、前日は朝から点滴で命をつないでいたので、ローファットミルクが美味しく感じられた。
ウインナー2本が物足りなく、サラダも量が少なく感じられたが、第1日目の朝食は合格だと思った。

排泄に不安かあったので、クロワッサンは1つ残した。
食後は下剤を2錠飲むように指示されていた。

昼食

1日目昼食 昼食は「カツ丼」。
モヤシの生酢と漬物

トンカツは小さかったが、サクサクとした感じが残っており、味が良かった。

全般に薄味と感じたが、患者の病気の種類によって、調理を変えているらしい。

食後はやはり下剤。

夕食

1日目夕食 メインディッシュは鱈の包み焼き。レモン添え。

それに、厚揚げのピリ辛炒め、カボチャの煮付け、みそ汁。

鱈の包み焼きはバターの香りがしたが、実はマーガリンか?

厚揚げのピリ辛炒めには野菜が若干ときくらげの細切り。
食後はやはり下剤。

夜中に第一回目の排便。


○ 手術後第2日目

朝食

白身魚の塩焼き
温野菜
みそ汁
のりの佃煮

 

昼食

焼きそば
大学芋
オレンジ
ローファットミルク

 

夕食

ハンバーグの温野菜添え
ごま酢和え
ピーマンとじゃこの炒め物
澄まし汁
漬物
第2日目朝食
 
第2日目昼食
 
第2日目夕食



○ 手術後第3日目

朝食

クロワッサン
プレーンオムレツ
サラダ
ももの缶詰
ローファットミルク
 

昼食

鶏唐揚南蛮漬け
冷や奴
野菜とビーフンのソテー
みそ汁

 

夕食

さばの味噌煮
じゃが芋の炒め物
かぶの酢の物
けんちん汁
柴漬け
第3日目朝食
 
第3日目昼食
 
第3日目夕食



○ 手術後第4日目

朝食

納豆
海苔
野菜のうま煮
豆腐のみそ汁
漬物
第4日目朝食


この病院では、
  • 朝食は午前7時30分
  • 昼食は12時
  • 夕食は午後6時
    という決まりであった。

    出された食事の総栄養は1日約1,900キロカロリーで、献立は一言で言えば昭和30年代の和食中心の食事ということか。

    味付けは総じて薄味。

    やや回復してから家人に持ってきてもらったモノは果物類だけで、こういった質素な?和食がいやではなかった。

    かくして、無事退院することが出来た。



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    大船中央病院



    制作:ひろさん

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