最新号

鎌倉・あの店・この逸品(22)


(取材日:2005年4月12日/4月15日/4月18日)

今月のお店は、大船にある「もっこす」
代々木ゼミナールから芸術館に通じる細い道筋にある
(詳しい場所は下の地図を参照してください)
住所:鎌倉市大船2-24-11 電話:0467-44-1841
営業時間: 11:45〜14:00
定休日: 土曜、日曜


初ガツオのたたき
(初ガツオのたたき)・800円
新鮮で大きな切り身のカツオを使いヘルシーなサラダ感覚の一品

「もっこす」は旬の素材を美味しく調理
 五穀米、赤米、黒米 なども選べる
お醤油はご亭主の出身地宮崎県の「都城」のものを使用

現在の「もっこす」は2年前から営業

ブリのカマ
あじの唐物
(ブリのカマ焼き)・900円
(あじの唐物)・750円

それぞれに、野菜の煮もの・味噌汁・香の物・ごはんが付いている
食後のドリップコーヒーは100円で飲める

揚げだし豆腐
かれいと筍の煮付け
(揚げだし豆腐)・800円
かれいと筍の煮付け

揚げだし豆腐には、かぼちゃ・しいたけ・なす・
ししとう・えびの素揚げが載っていて豪華

「もっこす」ではご飯を白米、古代米(五穀米、赤米、黒米)から選べる
古代米とは、稲の原種である野生稲の特徴を受け継いでいる米(稲) のこと
最近、古代米が白米に比べてタンパク質やビタ ミン、ミネラルを多く含む
ということが明らかになり、健康食として 話題を集めている




もっこす「黙壺子」の由来

店名の由来
22年前の創業時の店主の父親が「肥後もっこす」だったので「もっこす」と名付けた。
20年続いた昼夜の営業で、夜は近隣のサラリーマンで賑わっていた。
2年ほど休業の後、現在の昼食中心の営業形態になった。




入り口



・・・家庭的な店内の様子・・・

テーブル席
カウンター席
(店内ー左側)
(店内ー右側)

店内左側には3卓あり、靴を脱いで上がる
18人の会合に利用できる
又予約すると九州の郷土料理も頂ける
店内右側はカウンター席で5,6人座れる
夜営業していたころの趣があり、旬の魚料理のほか
豚骨、オキュート、さつま揚げなど
でお酒を傾けたくなる



お弁当の予約販売

もっこすでは、弁当の予約を受け製造販売している。
(弁当は月曜日、水曜日、金曜日のみ)
価格は650円からで内容はかなりのもの。
ご予算に応じて調整可能。

メニューはお任せだが、4月15日と4月18日のメニューは
  • ひれかつ
  • ブリの照焼きとニシンのミリン干しに混ぜご飯
  • ホイコーロー(回鍋肉)
  • イワシの蒲焼き
  • 天ぷら(とん天と野菜天ぷら)
  • 親子煮(鶏肉と卵)
これに、ご飯(もしくは握り飯)、野菜の煮付け類、サラダ類、漬け物、季節の果物などがつく。

ひれかつ弁当   イワシの蒲焼き弁当   親子煮弁当
(ひれかつ弁当)
 
(イワシの蒲焼き弁当)
 
(親子煮弁当)

これらの弁当の盛り付けの過程が壮観だったので、写真を撮らせてもらった。
現物はこの写真よりよほど美味しそうなのだが、編集子の腕が未熟で申し訳無い・・・。


ひれかつ弁当の盛付   イワシの蒲焼き弁当の盛付   親子煮弁当の盛付
(ひれかつ弁当の盛付)
 
(イワシの蒲焼き弁当の盛付)
 
(親子煮弁当の盛付)

ホイコーロー弁当の盛付   天ぷら弁当の盛付   ブリの照焼き弁当の盛付
(ホイコーロー弁当の盛付)
 
(天ぷら弁当の盛付)
 
(ブリの照焼き弁当の盛付)

弁当は市役所や社会福祉協議会(銭湯のデイサービス)などから大量注文が入るが、5つ以上まとまれば、一般家庭にも届けることが可能とのこと。


もっこすが、いろいろな面で頑張っているのには実は理由がある。

もっこすは、平成23年6月に就労継続支援B型の事業所となり、『NPO法人響』のもと、就労支援を行っている。
利用される方々を「メンバー」と呼び、メンバーが得意な事を生かして接客や調理補助や弁当の盛り付け、洗い物や後片付けまで行っている。
メンバー同士、どうやったら売り上げを伸ばせるか、日々考えながら営業している。


もっこす周辺地図



制作:りんでん/かぼちゃ/ひろさん 取材協力:亜郁

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