最新号

リレー随筆 (No.87)

お伊勢さんに参って関西方面へ 2017 Summer

旅のはじめに

私は神戸出身なので帰省で戻っても、京阪神間の移動が主だったのですが、今回(この夏)は少し趣向を変えて名古屋から伊勢、伊賀上野を経由して関西方面を目指すことにしました。
伊勢神宮は20年に一度、式年遷宮といって隣の敷地に神殿を遷します。直近では平成25年に行われました。前回訪れた時はそれ以前のため今回は新しい敷地での参拝となりました。
伊賀上野は家内の父親の本家の墓があるところと、高校時代の同級生が大学卒業後住み続けている地でもあり、こういうことがないと訪ねる機会がありません。残念ながら友人は仕事だったため会うことはかないませんでした。

最近は小田原から名古屋までノンストップの「ひかり」を使い名古屋で「のぞみ」乗り換えて関西方面に入ることが多かったのですが。ちょうどよい「ひかり」がなかったため、今回は新横浜から「のぞみ」を利用して、まず名古屋に向かうことにしました。

名古屋でまずは腹ごしらえ

あんかけスパのメニューあんかけスパのメニュー
当店人気NO.2のミラネーズ「当店人気NO.2」のミラネーズ

名古屋には「ひつまぶし」「味噌カツ」「小倉トースト」などなどローカルフードがたくさんありますが今回は「あんかけスパゲティ」をチョイス。
お昼少し前でしたが、まず腹ごしらえということで名古屋駅近くのスパゲティハウス チャオに入り、サイズSとランチビアのセットを注文しました。
私は「当店人気NO.1」が見当たらなったのでNO.2のミラネーズを選択、家内はミラカンを選択、実はこれがNO.1だったとのことです。
麺自体は通常のものより太目でもっちりしていて、あんかけソースが良く馴染んで面白い味と食感が楽しめました。これがスパゲティか?といえば...ん、どうかな?と思いますが、そこが「にゃごや」なんでしょうか。

ひたすら伊勢路を

澤村栄治生誕100年の幟澤村榮治生誕100年の幟
外宮までの参道外宮までの参道
外宮の入り口外宮の入り口

腹ごしらえを済ませた後、再び名古屋駅にもどり、近鉄で伊勢路を、1時間20分ほどかけ伊勢神宮の外宮(げくう)がある伊勢市駅まで進みました。 JR伊勢市駅前(JRと近鉄は駅名が同じ)に立つと、幟に澤村榮治の文字が、ここはあの澤村投手の出身地でもあったようです。
伊勢神宮には、天照大御神を祀る 皇大神宮と、豊受大御神を祀る豊受大神宮の二つの正宮があります。 一般に皇大神宮は内宮(ないくう)、豊受大神宮は外宮(げくう)と呼ばれています。 よくテレビなどで取り上げられるのは内宮の方です。外宮は内宮と離れているため、観光では内宮のみ参拝の人が多いですが、まず外宮を参拝してから内宮に参拝するのが正しいとされているようで、それにならい、ひとまず駅のコインロッカーに荷物を預け外宮からお参りします。静かで落ち着いた感じのお店などがある参道を7,8分も歩くと外宮へ着きます。

古殿地と呼ばれる立て替え用地古殿地と呼ばれる立て替え用地
現在の正宮現在の正宮
「せんぐう館」で一休み「せんぐう館」で一休み

外宮(豊受大神宮)の祭神である豊受大御神は天照大御神のお食事を司る神様とのことです。手水舎でまず心身を清め鳥居に一礼し正宮まで進みます。内宮と較べて規模は小さいもののやはり深遠な空間が続きます。 敷地の奥に現在の正宮があり手前側が古殿地と呼ばれる式年遷宮での立て替え用地があります。
参拝後入り口付近にある「せんぐう館」で一休み、静かな時間が流れます。 外宮からバスで内宮方面行のバスがあるのですが荷物を駅に預けているため、戻りがてらお店を覗いたところ 伊勢木綿の手ぬぐいがあったので買い求めました。

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