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編集部員のリレー随筆(12)



作者:亜郁

私には、今年小学校に入学する女の子と、幼稚園の年長組になる男の子、もうじき1歳になる女の子の孫が3人います。
長男の家族は横浜、次男の家族は川崎に住んでいるので、よく遊びにきます。来ると食事がすみ次第、お勉強しようと2階の私の部屋に上がりたがります。酒をゆっくり飲めないのが少し辛いのですが‥。

これは、幼い頃から回転椅子に座って、お勉強をするのが好きで、習慣となった からです。
初めは、机の引き出しにあるテンプレートで、○や四角などを鉛筆でなぞら せました。勿論、正しい鉛筆の持ち方も教えて。上の孫は、幼稚園で教わった ことや、ママやパパの絵も描きました。下の孫も歳の割には、ましな方かな と思ってます。
それから、ハサミやカッター、セロテープなどを使ってA4の用紙に切った ものを貼り付けたりもしました。図工が好きな子になりそうです。その後、 二人の年齢に合った数字遊びのテキストを買い、数字をなぞらせたり、数字を 追って絵にしたりもしました。
上の二人は英会話教室に通っているので、アルファベッドなども書きます。 図書館に連れて行って、本も読みました。最近は、手紙をくれるようになり ました。

きつねそば
 
とろろそば


今、考えているのは簡単な理科の実験です。驚かせてやろうと思っています。 不思議だなーと思わせることは大事なことだと思います。そして、どうして なのかを教える中で、自身で考えるようになればいいなとも思います。

一番下の孫が歩き出すと、3人となるので大変でもあり、楽しみでもあります。
こういうお勉強が済むと、次はお遊びです。家の周りの道路は、車がほとんど 入らないので、サッカー球を蹴っての遊びをよくしてます。
近くの「泣き塔」のある小山に登る冒険遊びもやりました。2mもある藪を こいで下山(笑)もしました。もう少し大きくなったら、キャッチボールです。

幸い、私は未だ、フットワークは良いので、「来てうれし、帰ってうれし」 という感じはありません。
また、以前、「小遣いをやれないじいさん、ばあさんは惨めだよ」と聞いた ことがありますが、小さい頃から遊びに、勉強に慣れ親しんでいれば、金が なくてもと思うのですが、そうは問屋が卸しませんか。



作者:亜郁  制作協力:ひろさん


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