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編集部員のリレー随筆(7)

北イングランドの世界遺産

Durham
                                         作者:はなびら
鎌倉の桜が満開の頃、まだ寒い英国を旅行しました。

北イングランドの町ダラムを拠点にしてエジンバラ、ヨーク、ロンドンの世界遺産を観光しましたが、一番印象の深かったダラムを紹介させていただきます。

旅行ガイドブックには2,3ページしか載っていない小さな町ダラムですが、歴史ある美しい文化遺産があり、静かなイギリスを楽しむにはとても良いところだと思います。


ダラム城とダラム大聖堂



町の中心部に近い住宅街 落ち着いたレンガ造りのアパートがつづいています


宿泊していたコリンウッドカレッジ
コリンウッドカレッジダラム大学のカレッジのひとつです。

イースターの休みだったので、カレッジの寮をB&Bとして提供していました。
シャワー付きの1人部屋は静かで清潔でとても快適でした。

セキュリティーの面でも安心で、お薦めです



ダラム城の入り口 ツアーのスタート 雨が降ってきました
 ダラム城はガイドツアーに参加して見学できます

城主が貴族でなく司教だったからでしょうか、華麗さはありませんが重厚な造りです

現在ダラム城はカレッジの学生が図書館やダイニングホール、バーなどとして使っています






夕暮れのダラム城と大聖堂 大聖堂内 ハリーポッターの映画で使われた回廊

私たちが見学したした日は日曜日だったので色々な人たちで聖堂内は賑やかでした。

観光客はもちろん、聖堂内にあるチャペルでお祈りをする人、別のチャペルでは神父様のお話を聞いている人など。

イースターが近かったので、そのときのお芝居の練習をしている子供たちなど、大聖堂は過去の遺物ではなく、
地元の人々の生活に必要な場と言う印象を受けました。






ダラムを離れる前日、バスで15分ほどのUshaw Moorという小さな町に行ってきました。

シニア通信のメンバーから情報を得て、小泉八雲(ラフカディオハーン)が学んだ大学 Ushaw Collegeを探しに行きました。

Ushaw collegeは神学校です。

私たちが訪問したとき、奥のチャペルから男性コーラスが聞こえてきて、ミサが行われていたようです。


私たち以外誰もいない聖堂で聞く歌声はラフカディオハーンの生い立ちと重なって感慨深いものでした。


 


今回の旅行はダラムに滞在し、ヨークやエジンバラへは日帰りの観光をしました。
ダラムの駅からは列車を利用して、ヨークへは1時間、エジンバラへは2時間弱の所要時間でした。

また、宿泊先のコリンウッドカレッジは、 Visit Britain のホームページで調べる事ができました。


 
Visit Britain 英国政府観光庁 :  英国政府観光庁
 Ushaw College : Welcome to Ashaw College

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